内容説明
ここに書いた体験は、すべてわたし自身の「ことば」です。そして、わたしの姉へ「戦争というおろかなことを繰り返さない」と約束した「ことば」です。被爆した中学二年生のときから今まで、自分自身に、そしてみなさんに問いかけている「ことば」でもあります。―著者であり元コープこうべ理事長、元日本生協連会長の竹本成徳さんの被爆体験をまとめた本。
目次
昭和二十年八月六日
明治時代からの軍都、広島市
ピカッ、ドーン!
まっ暗になった街
がれきの下には、まだ生きている人が
巨大な雲の柱
見わたす限り、おそろしい地獄の光景
すみでからだに書く名前
おまえ、生きとったかぁ!
さいごのトマト〔ほか〕
著者等紹介
竹本成徳[タケモトシゲノリ]
1931年生まれ。広島出身。旧制広島修道中学校2年生のとき、広島市で被爆。元コープこうべ理事長、元日本生活協同組合連合会会長。現在(財)日本ユニセフ協会兵庫県支部会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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毒読書太郎
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作者の竹本氏は神戸生協の大物。文章は上手くないが、これ以上はない悲惨な状況が伝わってくる。60年前、戦争とは関係のないたくさんの人々がこの地獄を体験し、それを乗り越えたことを忘れてはならない。2011/11/30
R
0
読みやすかった。昔を振り返るのはお辛いだろうにこうした体験記を残していただいて有難い。壮絶。体験したことがないから、資料などで想像してみるしかないけれど、これを地獄と言わず何が地獄だろう。 数々の奇跡と偶然、ご自身のとっさの機転と判断で生存された。本当にすごい。子どもにも読みやすいので是非子どもにも読んでほしい。語り継いでいかなければならないと思う2023/07/16
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