内容説明
この塗り絵本は、特殊な技法で線画を作成しています。原画のもつ繊細な風合いを活かすため、線画上に薄い濃淡を残しておりますが、これによって本格的な塗り絵に仕上がります。蕗谷虹児の美しい筆致を確かめながらお楽しみください―。
著者等紹介
蕗谷虹児[フキヤコウジ]
明治31年(1898)~昭和54年(1979)。画家、詩人。新潟県生まれ。大正9年、21歳で『少女画報』から挿絵画家デビュー。たちまち表紙や口絵の依頼が舞い込み、9冊の詩画集を出版するなど、花形作家として時代の寵児となる。童謡『花嫁人形』は虹児25歳の作。大正14年に27歳で渡仏すると、春秋のサロンに連続9展入選、一流画廊での個展も成功させる。ところが、故国の留守宅が経済的に破綻したためやむなく帰国、借金返済のため再び挿絵画家の暮らしに戻る。結果、そのモダンな画風で一世を風靡することになる。また「世界名作童話集」などの装丁挿絵に傑作を残し、『おやゆび姫』をはじめ絵本の世界でも活躍。晩年には古希を祝う記念展や5回の新作個展に本絵を出品、『花嫁』『うたたね』などの代表作を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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