Make:PROJECTS<br> バイオビルダー―合成生物学をはじめよう

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バイオビルダー―合成生物学をはじめよう

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  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784873118338
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C3055

出版社内容情報

合成生物学の基礎から、さまざまな実験を行うための実践的なハウトゥを解説。「合成生物学」の実際の手法について紹介する初の書籍!
合成生物学とは、自然界には存在していない生命システムや機能を作りだす手法で、病気の治療や医薬品の作成などへの応用を期待されています。また個人がキッチンで取り組むことができる手法としても注目を集めています。本書では、合成生物学の基礎から、さまざまな実験を行うための実践的なハウトゥを解説。特定(バナナ)の匂いを出す大腸菌を作り出したり、細胞の光感度を変化させたりする実験などを行っていきます。

Natalie Kuldell[ナタリー クルデル]
著・文・その他

Rachel Bernstein[レイチェル バーンスタイン]
著・文・その他

Karen Ingram[カレン イングラム]
著・文・その他

Kathryn M Hart[キャスリン エム ハート]
著・文・その他

津田 和俊[ツダ カズトシ]
監修

片野 晃輔[カタノ コウスケ]
翻訳

西原 由実[ニシハラ ユミ]
翻訳

濱田 格雄[ハマダ ノリオ]
翻訳

内容説明

合成生物学とは、「つくる」ことを通じて生物システムを理解するための生物学です。分子生物学、遺伝子工学などの知見に工学(エンジニアリング)の考え方を加え、新しい生物システムを作り出すことを目標としています。本書は、学生や市民科学者を対象に、合成生物学の基礎と実際の実験を解説する書籍です。バイオデザイン、DNA工学の基礎の解説にはじまり、「バナナの匂いのする大腸菌」や「細菌写真システム」を作るなどの実験を実際に行います。重要な生命倫理に関しても1つの章を設け、これまでの議論や今後の課題について紹介しています。

目次

1章 合成生物学の基礎
2章 バイオデザインの基礎
3章 DNA工学の基礎
4章 生命倫理の基礎
5章 BioBuilder実験演習入門
6章 Eau That Smell実験演習
7章 iTune Device実験演習
8章 Picture This実験演習
9章 What a Colorful World実験演習
10章 Golden Bread実験演習

著者等紹介

津田和俊[ツダカズトシ]
山口情報芸術センター(YCAM)研究員。千葉大学大学院自然科学研究科多様性科学専攻博士後期課程修了、工学博士。2008年から大阪大学大学院工学研究科特任研究員、2011年から大阪大学創造工学センター助教として、工学設計や適正技術の教育プログラムの実施や、資源循環やサステイナビリティに関する研究に取り組んできた。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年にはその拠点のひとつとしてファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。現在、「Fab Academy」、「Bio Academy」の日本インストラクターを務めている。2014年からYCAMのコラボレーターとなり、2016年から研究員としてYCAMバイオ・リサーチを主に担当

片野晃輔[カタノコウスケ]
現在、フリーランスの研究者として活動しており、MITメディアラボの「Synthetic Neurobiology」グループでも研究を行っている

西原由実[ニシハラユミ]
ERATO川原万有情報網プロジェクト「インタラクティブマター&ファブリケーション」グループ特任研究員。慶應義塾大学環境情報学部卒業。「Bio Academy」の日本インストラクター

濱田格雄[ハマダノリオ]
大阪大学共創機構産学共創本部特任講師。大阪大学大学院理学研究科宇宙・地球科学専攻博士課程修了。理学博士。大阪大学ベンチャービジネスラボラトリ博士研究員、CREST博士研究員、アントレプレナーシップ教育を志向した大阪大学e‐squareの特任講師などを経て現職。専門は生物物理。「オプトジェネティクス(光遺伝学)」と呼ばれる技術分野で、視物質をスイッチングデバイスに見立ててバイオデバイスの開発ができないかの研究に取り組んでいる。また現在、大阪大学でアントレプレナーシップ教育ならびに研究者の研究成果の社会実装に向けた取り組みのサポートを行い、2014年からはiGEM大阪大学チームの活動拠点として大阪大学バイオラボを提供、一緒に研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Q

2
合成生物学は楽しいんだよ!ということを全頁カラーイラスト付きで教えてくれる本。とは言っても大規模な実験設備が必要なのだろうと勘繰りながら読み進めたら監訳者あとがきに #今ではポータブルDNAシーケンサーがある と書いてあって驚いた。誰でもプログラミング学べると同様に本書と参考文献を読みながら誰でも細菌を作れる時代が何時の間にか到来していた。当然DNAを組み換えることによる倫理的な面も丸々1章使って説明している点に好感を持てた。お洒落なカフェで3Dプリンタを使うように細菌を滅菌室で気軽に作れたら楽しそうだ。2020/09/29

こたろう

1
遺伝子を操作するわけではなく、生物の行動を変化させてるための新しい方法についての本。生物は全くの門外漢だが、ソフトウェア開発に手順が似ていると思った。実験してテストして。ただ、ソフトウェアと大きく違うのは、倫理について大きく問題になるということ。安易な思いつきで、なんでもやっていいわけではなくて、科学者としての倫理観を持って行動しない(といけないらしい)。ただ、科学の良い・悪いは歴史が証明してくれるだけで、予言することはできないので、難しいところだと思った。まだまだ新しい分野らしく発展途上な部分が多い。2019/05/22

しかおおう

0
化学の素養がないとついていけない。。 大人向けのバイオワークショップがあるなら参加したい2021/05/31

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