内容説明
セマンティックWebはもはや技術的な可能性ではなく、現実のものとなっています。本書は、セマンティックWebアプリケーションを実装するための方法を具体的に紹介。各章ごとに、セマンティックWebとその関連技術を取り上げて、実際的な問題に対してそれらをどのように適用できるのか、具体的な実装を通して解説しています。読者は、既存のデータソースをセマンティックな手法によってアプリケーションに組み込み、よりリッチなデータを出力する方法を学ぶことができます。
目次
第1部 セマンティックデータ(セマンティクスとは何か?;意味の表現 ほか)
第2部 標準とソース(必要最小限のRDF;セマンティックデータのソース ほか)
第3部 実践(ツールキット群の概要;データによるオブジェクトのイントロスペクション ほか)
第4部 エピローグ(地球を覆うグローバルグラフ)
著者等紹介
セガラン,トビー[セガラン,トビー][Segaran,Toby]
バイオテクノロジーのソフトウェア企業で、後にGenstructに買収されたIncellico社の創立者でもあった。現在はData Magnateという肩書きでMetaweb Technologies社に在籍し、技術系カンファレンスで頻繁に講演も行っている
エバンス,コリン[エバンス,コリン][Evans,Colin]
機械学習とセマンティックな分析を結合させることで、情報エントロピーとノイズの多いデータに果敢に取り組んでいる。その成果はFreebaseに数百万件もの情報として現れている。Metaweb社に参加する以前は、SRI社でIRIS semantic desktop projectでの彼の成果を通して、ユーザーのサポートを行っていた
テイラー,ジェイミー[テイラー,ジェイミー][Taylor,Jamie]
経済的均衡を研究するためのインターネット研究機関を展開しながら、サンフランシスコで最初のISPのひとつを起業した。研究機関の成果は、家庭でのより良いインターネット接続と、ハーバード大学の博士号として結実した。やがてDETERMINE Software社のCTOとして現実的な仕事に就いて、エンタープライズの分野での契約管理という未構築な世界に秩序を創り上げようとした。現在は、Metaweb社で、データの運用を指揮しながら、世界中の構造化されたデータの管理を手掛けている
大向一輝[オオムカイイッキ]
1977年京都生まれ。2009年より国立情報学研究所准教授。博士(情報学)。2004年情報処理推進機構「未踏ソフトウェア創造事業」スーパークリエータに認定、有限会社(現在は株式会社)グルコースを設立する
加藤文彦[カトウフミヒコ]
1979年鎌倉生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、同大学で教員をする傍らW3Cのチームメンバーとして活動。未来技術研究所を経て、現職は国立情報学研究所特任研究員。博物館などの学術データのLinkedData化に従事。LinkedData.jpコミュニティ主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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