内容説明
日本語が持つ言葉の面白さを探るため、二字漢字を中心に言葉の可逆性という観点から収集・編集した本邦初の可逆語辞典。
目次
第１部 逆にしてもほとんど意味の変わらない可逆語
第２部 逆にしてもおたがい意味を共有しているか関連性の高い可逆語
第３部 逆にすると全く意味が異なる可逆語
著者等紹介
酒井芳徳［サカイヨシノリ］
１９４２年北海道生まれ。小樽潮陵高校から東京農工大学卒業。農林省出先機関、北海道庁と勤務するが、役人になじめず、７５年教職に転向。理科教師として札幌市立定山渓中学校、同西岡、石山の各中学校を経て２００２年３月澄川中学校を最後に定年退職。同年４月から札幌市児童相談所非常勤職員、現在に至る。学生時代からことば特に方言に興味があったが、教職についた頃から「可逆語」を集めだし、１９９３年「可逆語辞典」を発行、その後の収集分を含め２００４年改訂版として「可逆語を探す」を発行。その他、北海道方言研究会に於いて「北海道方言についての中学生の道産子度調査」「最近の若者ことば」「気になることば」等の発表物がある。北海道方言研究会会員
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感想・レビュー
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gtn
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水に身を投げることを「入水」という。その可逆語「水入」は何かと本書を紐解くと、相撲の取組で長時間勝負がつかない場合休ませることとある。なるほど。しかし、人生で一度でもひっくり返した熟語を調べることがあるか。その意味で、本書は辞書ではなく、著者の偏執である。2020/03/26
