内容説明
住民が公共課題を解決=無作為抽出・有償・討議。全国に広がる討議会(プラーヌンクスツェレ)開催事例と実施方法のQ&A。
目次
第1章 市民討議会の現状(地方に広がる市民討議会;三鷹市での展開 ほか)
第2章 住民自治を拓く市民討議会(市民討議会の現状と特徴;地方分権の流れの中で―問われる住民自治 ほか)
第3章 市民討議会の実施方法(市民討議会の5つの必要条件と3つの有効性;実行委員会の立ち上げ ほか)
第4章 ディーネル博士のメッセージと解説(第2回市民討議会・見本市の開催によせて;解説)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
22
以前、地方自治が専門の友人から教えてもらった本。市民の政治参加のかたち。日本では青年会議所が普及に努めていて各地に広がっているらしい。住民基本台帳から無作為抽出された市民が、有償で、1~2日かけて、地域の公共課題について話し合う。本書の出版時点では、意見やアイディアを出してもらうタイプが多いが、先進地域では、係争的な課題に対する判断を出してもらうタイプでも有効に機能したそう。特定の市民ばかり集まりがちな公募型よりも幅広い声が集まり、市民の政治参加意識の向上に効果あり。討論は5人1グループが最適とのこと。2020/02/03
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- 和書
- まあ、いろいろありまして