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岩田選書
千葉氏と妙見信仰

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  • サイズ A5判/ページ数 289p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784872947946
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C3321

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

世話役

12
我が家では妙見菩薩という仏を祀っているが、由来を知りたくて読んだ次第。妙見菩薩は北斗七星を神格化した存在で、道教と仏教が結びついて成立したという。神仏集合思想では神道の原初神・天御中主と集合する。日本で最初に信仰したのは平将門。後裔である千葉氏がその信仰を引き継ぎ、将門家紋である九曜紋を妙見菩薩及び自家の紋所と定め、庇護した日蓮宗にも影響を与えて今に至る。その性質から幕府との結びつきが強かった。製鉄の神ともされ、八幡神と似たような成り立ちながら、片や皇祖神となり、片や武家の守護神となった。歴史の妙である。2015/01/21

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