感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
6
中世の武士研究、中でも鎌倉時代から南北朝時代に活躍した「悪党」は7,80年代から激論が繰り返されたという。 今作はその一つの纏めで、貴族が持つ荘園へ攻撃をしていただけの外の荒くれ武士たちが、如何に土地を持ち地域の内側にいる勢力になっていったかが、様々な研究者の視点で語られる。 資料も一次資料を中心にして他の論文はほとんど使用していない。まさに研究の一次資料と言える。 ご当地といえば戦国武将が多く当てはまるが、地域に根ざした支配者が生まれたのがその前の時代だと考えると実に納得できる。2019/04/11
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