知ることって、たのしい！ 犬のハナコのおいしゃさん

今西 乃子【文】/浜田 一男【写真】

ＷＡＶＥ出版（2013/03発売）

• サイズ A4判／ページ数 32p／高さ 25cm
• 商品コード 9784872909500
• NDC分類 E
• Cコード C8737

出版社内容情報

【著者紹介】
大阪生まれ。児童書ノンフィクション執筆のかたわら、愛犬・未来を同伴して、「命」をテーマに小・中学校で出前授業を行っている。著書に『ドッグ・シェルター　犬と少年たちの再出航』（第36回日本児童文学者協会新人賞受賞）『犬たちを送る日この命、灰になるために生まれてきたんじゃない』『小さないのち　まほうをかけられた犬たち』（以上、金の星社）『命のバトンタッチ』『ゆれるシッポの子犬・きらら』『捨て犬・未来と子犬のマーチ』『東日本大震災　犬たちが避難した中学校　捨て犬・未来、命のメッセージ』（以上、岩崎書店）など多数。日本児童文学者協会会員。

内容説明

ヒロシ先生は、町の動物のおいしゃさん。一日、３０頭をこえる犬やねこが、ヒロシ先生のところにやってきます。動物のいのちを守るヒロシ先生の一日。

著者等紹介

今西乃子［イマニシノリコ］
大阪府生まれ。児童書ノンフィクション執筆のかたわら、愛犬・未来を同伴して、「命」をテーマに小・中学校で出前授業を行っている。著書に『ドッグ・シェルター犬と少年たちの再出航』（第３６回日本児童文学者協会新人賞受賞、金の星社）など他多数。日本児童文学者協会会員

浜田一男［ハマダカズオ］
１９５８年、千葉県生まれ。東京写真専門学校（現・東京ヴィジュアルアーツ）卒業。２年間、広告専門のスタジオでアシスタントを経て、１９８４年独立。第２１回日本広告写真家協会（ＡＰＡ）展、入選。『小さないのち　まほうにかけられた犬たち』（金の星社）が第２１回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[いろ]

1人で11月ワンワン犬絵本祭♪開催しました＾＾ 交通事故で飼主に見放され，動物病院で暮らす犬ハナコの語りで，動物病院や獣医，そして飼主と犬の関係を描く動物写真ドキュメント絵本。写真の犬達は本当に可愛くて，獣医を含む病院スタッフの優しい笑顔も温かくほっこりだけど…もう１つの悲しい現実もしっかり描いてある。現状知る母(私)でも衝撃。９歳男児は絶句。ペットロスがあるほど愛情深く接する飼主が増えていても，まだまだ犬を命ある生き物とさえ思えてない？飼主もいる事に胸が苦しくなる。動物と暮らす前に一読してほしい絵本。

2017/12/07

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

獣医さんというお仕事は、動物たちの「心の声」をきちんと聴ける人。この本に出てくるヒロシ先生は動物たちが幸せな一生を過ごせるように努力してくれる人。交通事故で後ろ足を失ったハナコとの絆を写真で伝えています。ハナコは事故に遭って飼い主に捨てられました。けれどヒロシ先生と出会い車いすを作ってもらい元気に走り回れるようになりました。ハナコは、助けてもらったいのちを、献血でお返ししています。病院にくる動物たちといのちを分け合っています。

2020/04/18

[かおりんご]

写真絵本。ハナコは交通事故に遭い、飼い主から見放された犬。ハナコが運び込まれた獣医さんに引き取られ、下半身が不自由ながらも楽しい毎日を送っている。ハナコの血液が、手術が必要な犬に輸血されたり、大きくなって可愛くなくなったからと処分をお願いする飼い主がいることに、大変衝撃を受けた。動物を飼う前に、是非読んでもらいたい。

2013/09/26

[おひさま家族]

小２次男読み聞かせ。教科書に獣医さんのお話が出ていたので関連本として。　動物病院のお話ですが、よくあるお仕事紹介本でなく　身勝手な飼い主の話なども載っていて好感が持てました。　私は実家が動物病院ですが、家で飼っていた動物たちはこうやって飼い主に見放されたペットが多かったです・・・。　　息子的にはハナコが車いすに乗っているのが印象的だったよう。

2017/10/04

[mari]

犬の写真絵本なので可愛いとおもいがちですが、内容は結構辛辣かな。飼っていても気に入らなくなると捨てたいって人が病院にくるなんて、犬はどうなるの？全部引き取るのも先生の仕事？と小２長女(獣医志望)。本に書かれていないこともあるだろうにな。犬にも輸血があるなんて初めて知りました。血液型とかないのかしら、、。飼うときは最期まで責任をもつものですね。

2014/03/20