出版社内容情報
抗がん剤治療中の方へ、再発を恐れる方へ、不安がやわらぎ、治療の質が上がる。
がん患者全体に向けて、治療の役に立つ手帳のつけ方を指南する。
抗がん剤治療の副作用はつらい。嘔吐、下痢、疲労感、口内炎など、様々な症状が患者さんを襲う。それなのに、来院時は「つらかったことを忘れている」ことが多いという。患者さんの自宅での状態を正確に把握するために、10年前に「手帳」を開発したのが著者・相羽惠介医師。本書はその臨床経験を生かし、がん患者全体に向けて、治療に役に立つ手帳のつけ方を指南する。
もくじ
はじめに
第1章 手帳を開発するまで
患者さんのつらさを痛感した日
治療をラクにする小さな工夫
「がん」という日常
「がんになった理由」は見つけなくていい
前に進むために、できることをやろう
「手帳」開発のきっかけ
手帳を医療者と患者さんの「絆」にしたい
コンセプトは「正確に」「簡単に」
「つらさ」は、5段階の数字で表す
質のいい情報が、質のいい治療につながる
「自分の言葉」の大切さ
言葉を整理すると、医師に訴えやすくなる
「心」へのよい影響
治療に参加している意識を持つ
手帳をつけるときの「気持ち」
ブログと手帳は、まったく違う
家族と活用する
「それでも、大丈夫」
コラム1 それでも前を向いて生きるために
第2章 手帳の書き方
市販の手帳を選ぶ
最初のページに書くこと
ウイークリープラン欄の使い方
マークを活用する
自由に何でも書くスペース
「よかったこと」メモ
外来の記録メモ
いちばんつらいことを書く
再発を恐れる方へ
いつ書くべきか
楽しい創作活動
コラム2 がんを診る医者
第3章 医師との信頼関係が、つらい治療をラクにする
患者になってわかったこと
心を開くと、体も開く
「信頼関係」はよい治療に欠かせない!
「運命の主治医」と出会うには?
「放っておけないオーラ」のある患者さん
「素直さ」が大切
「いい患者」になろうとしない
ネットでは必要な情報は手に入らない
「ま、こんなものかな主義」を目指す
おわりに
【著者紹介】
相羽惠介(医師)
東京慈恵会医科大学内科学講座 腫瘍・血液内科主任教授。東京慈恵会医科大学附属病院副院長。
慈恵医大奉職、米国国立癌研究所(NCI)癌治療部門留学、癌研究会附属病院を経て、2006年より現職。
患者さんに役立つ真のチーム医療を追求し、15年前に「患者手帳」を開発、毎年改良を重ねてきた。「医療は実学、サイエンスだけではない。アートもサービスもある」という考え方で、多角的に患者さんを支えるべく、日々奔走している。趣味はノンフィクション読書とごろ寝。
内容説明
毎日つケなくてもよい。むずかしい決まりはなし。自由に楽しくあなただけの“創作活動”を!不安がやわらぎ、治療の質と生活の質が上がる。医師とのコミュニケーションが、変わる!
目次
第1章 手帳を開発するまで(患者さんのつらさを痛感した日;治療をラクにする小さな工夫;「がん」という日常 ほか)
第2章 手帳の書き方(市販の手帳を選ぶ;最初のページに書くこと;ウィークリープラン欄の使い方 ほか)
第3章 医師との信頼関係が、つらい治療をラクにする(患者になってわかったこと;心を開くと、体も開く;「信頼関係」はよい治療に欠かせない! ほか)
著者等紹介
相羽惠介[アイバケイスケ]
医師。東京慈恵会医科大学内科学講座。腫瘍・血液内科主任教授。東京慈恵会医科大学附属病院副院長。慈恵医大奉職、米国国立癌研究所(NCI)癌治療部門留学、癌研究会附属病院を経て、2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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