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出版社内容情報
深く心に刻まれる、飼い鳥たちの感動エピソード
内容説明
飼い鳥の保護&レスキューの現場で本当にあった、人と鳥の心の交流と絆のおはなし。わが子を想うすべての愛鳥家に贈る、心に響く11のエピソード。
目次
1 コワクナイヨ
2 すてきな変身
3 はやくむかえに来て
4 水平線のかなたに想いをはせる
5 ここではないどこかへ
6 出会いと引き継ぎ
7 わたしは負けない
8 おぼえているよ
9 おもてなしインコ
10 私の恋人
11 マイネームイズミドリ
著者等紹介
松本壯志[マツモトソウシ]
1996年にコンパニオンバード専門店CAP!(キャップ)、2000年に飼い鳥のレスキュー活動をおこなう団体、TSUBASA(ツバサ)を設立。現在はCAP!及びとり村代表。飼えなくなったインコやオウムなどを引き取り、里親を探す活動をはじめとし、愛鳥家に向けたシンポジウムやセミナーなどを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
111
鳥と飼い主たちの心温まるエピソードを集めた本。鳥たちの写真やきれいなイラストも収録されており、読者の目を楽しませてくれる。鳥の視点から書かれたお話もあって、独特のユーモアを感じた。一番感心したのは鳥たちの賢さだ。「おぼえているよ」に書かれているように、鳥はかなり昔のことを記憶しているそうで、これには驚いた。冒頭の「コワクナイヨ」が泣けた。飼主と別れた小鳥が話す「コワクナイヨ」という言葉に、鳥と人間の絆と、深い優しさを感じる。2017/01/12
怜
26
インコやオウムがコンパニオンバードとして、ひとの心に寄り添いまたひとも彼らに寄り添いともに生きてゆく存在、かけがえのない家族であること。また長寿ゆえに抱える実際問題を物語形式で優しく語りかけるような短編集。わたし自身もお別れを何度も経験しているため、読んでいると思い出されて泣いた。が、しかし読みものとしては少し物足りない、こどもだましのようにも感じられた。わたしが期待しすぎたのかもしれないけど2014/09/19
ぱんなこった
13
鳥爺が実話を基にし小鳥の物語をつづる。最初はエッセイかな?と思ったのですが、著者の目線からの話と、著者が鳥の目線で想像力をはたらかせ鳥の気持ちを代理で書いた話の、二種類で構成されているため後者の話はエッセイとは違う感じで、そこが人によっては受け付け難いかも。とはいえ鳥好き鳥爺の熱い魂と活動は文中からシッカリうかがえました。表紙挿絵の柔らかなイメージがまた良い感じでした。2015/10/26
Chiyoka
11
最近、セキセイインコを飼い始めた。犬や猫の愛らしさは容易に想像がつくけれど、インコがコンパニオンバードと呼ばれる所以が接してみて初めてわかった。とにかく人懐こくて可愛らしい。 いろんな種類のインコと飼い主との心の交流を描いた11のストーリー。鳥好きさんだけにわかるお話かもしれないけど涙腺が弛みっぱなしだった。2018/10/09
kabako
10
鳥の保護施設、TSUBASAの代表“鳥爺”こと、松本壯志さんの著書です。人それぞれに物語があるように鳥達にも物語がありますよね。私たちを幸せにしてくれる鳥達に少しでも幸せをお返しできたらいいなぁ、と思います。2013/10/31