完全版 ビッグツリー―自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて (完全版)

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872905496
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

苛酷な人生を生き抜いたビジネスマン、感動の一冊! 読者からの熱い要望にお応えして、著者の原点を完全版でお贈りします。

自閉症の子を抱えながら、妻が肝炎に倒れる。
妻の入院43回、6度の転勤、出世、 激務・家事・看護、そして、自殺未遂……。
この過酷な運命から逃げずに立ち向かった。力を振り絞って、家庭と仕事を両立させた。そして、極限に至ったとき変化が訪れた。
妻は快方に向かい、家族は強い絆で結ばれ、再び幸せな生活が訪れた。
家族とは何か?
仕事とは何か?
人生とは何か?
愛とは何か?
闘い続けた男が綴る、心震える感動のドラマ。

はじめに
プロローグ 何のための人生か…
第1章

内容説明

妻の入院43回、6度の転勤、激務・家事・看護、自殺未遂、そして…。働きながら家族再生を果たした感動の物語。大幅加筆の決定版。

目次

プロローグ 何のための人生か…
第1章 母の教え
第2章 自閉症の長男を授かる
第3章 クレイマー・クレイマーの日々
第4章 孤軍奮闘の妻
第5章 長女の自殺未遂、暴れる長男
第6章 「死にたい…」
第7章 妻再び自殺未遂、もう限界
第8章 長い夢から覚めたように
第9章 家族再生
第10章 人は変われる
第11章 もっと深みのある社会を
エピローグ 家族という尊きもの

著者等紹介

佐々木常夫[ササキツネオ]
1944年秋田市生まれ。6歳で父を亡くし、4人兄弟の次男として母の手ひとつで育つ。1969年東京大学経済学部卒業、同年東レ入社。自閉症の長男に続き、年子の次男、長女が誕生。妻は、肝臓病がもとで入退院を繰り返すうち、うつ病を併発し、何度か自殺未遂をする。43回もの入院をした妻は、その後、快癒に向かい、強い絆に結ばれた家族と幸せな生活を送っている。すべての育児・家事・看病をこなさなくてはならない過酷な日々の中でも、仕事への情熱は衰えず、大阪・東京と6度の転勤、破たん会社やさまざまな事業改革に全力で取り組み、2001年、東レ同期トップ(事務系)で取締役となり、2003年より東レ経営研究所社長(現・特別顧問)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ☆

28
自閉症の長男、うつ病の妻、自殺未遂の長女と家庭ではバタバタだったにも関わらず、東レの取締役から東レ経営研究所社長と。普通は、もういい!ってなるのが当たり前だけど、仕事も辞めず、この人なりのやり方で務めを果たす。自分の運命なのだと踏ん張って、引き受ける覚悟が大切。2016/07/07

hatayan

24
『そうか、君は課長になったのか』を著した佐々木常夫氏の自叙伝。 激務のなか事情を抱えた家族をどうケアするか、家族への配慮を欠かさずに職場で役割をどう全うするか、読む者の境遇によって様々な読み方ができます。 仕事のアドバイスが的確。「事実さえ把握できれば会社の問題は常識で判断できる、礼儀正しさに勝る攻撃力はない、2割の重要な仕事をやれば成果の8割は達成されたようなもの」。 家族や同僚に支えられ愛されていることに筆者は気づき、「苦難にあっても運命を引き受けること」を受け入れます。 いつか再読したい一冊です。2019/01/25

ごへいもち

24
壮絶に見える人生。障害や病気の家族の世話をしつつ仕事では東レで同期トップの出世。成功している経営者などを見ると内助の功がきっとあるんだろうなぁとイマイチに思っているが、この方は違う。前向きに過ごしてきたというが…2015/02/27

21
「運命を引き受けよう。何もないより、不幸なことでさえ何かあった方がまし」と前を向いて明るく自閉症の長男と鬱病の奥様を支えながらも、出世街道を走った著者。自殺未遂から一命を取りとめた奥様の「お父さん、ごめんな。迷惑ばかりかけて」という言葉に辛いのはオレじゃなかった。と気づくシーンが印象的。私自身どれだけ苦労せずに楽して生きているかを痛感。「俺も大変なんだよ」なんて口が裂けても言えない。健常者の中で生きていると全く気づけない社会。「もっと深みのある幸せな社会」にも目を向けなければならない。2021/06/20

Koichiro Minematsu

16
5年振りかぁ。明日ワークライフバランスのワークショップに参加のため、内閣府の指針を読み、ミニマップに描きだすと、「これって、佐々木元東レ社長の人生そのもの」っと思い、本棚から探しだし、再読。捉え方の視点が深くなっている。ワークライフバランスは言葉が軽すぎる。運命を引き受けること。それに限る。再読して満足。あすの労働局に持参する。2017/10/19

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