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定年性依存症―「定年退職」で崩れる人々

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872904048
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0036

内容説明

アルコール、ギャンブル、出会い系…第2の人生に、あなたを待ち受ける「落とし穴」。長時間労働、仕事依存、家庭軽視…その働き方が危ない!!「定年」で崩れないためには、現役時代の生き方がたいせつです。「これでよいのか、自分の人生は…」「何のために、頑張っているんだろう…」こんな心の声に丁寧に向き合ってください。ご家族の対応法も万全!

目次

第1章 3つの「悲劇」(定年が招いた「アルコール依存症」;62歳で「出会い系依存症」に陥った男;退職奨励が引き起こした「ギャンブル依存症」)
第2章 「定年性依存症」とは何か?(高齢社会の新しいリスク;「定年性依存症」が増えている!;疑われる「仕事依存症」;「孤独」の罠;“ギャンブル地獄”の理由;「自尊心」を育てよう)
第3章 「定年」で崩れない働き方(「気づき」をたいせつに;“できる男”から解放される;生き方を変える)
第4章 「定年性依存症」からの回復(もしかして「定年性依存症」?疑いをもった家族の対応法;依存症を治療する;「自助グループ」に参加しよう;家族が「回復」をサポートするには?)
第5章 必ず「光」はある

著者等紹介

岩崎正人[イワサキマサンド]
岩崎メンタルクリニック院長。1951年生まれ。日本医科大学卒業。国立療養所久里浜病院(現・久里浜アルコール症センター)、都立松沢病院などを経て現職。長年にわたり依存症に関する相談と治療に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

33
定年制依存症-「定年退職」で崩れる人々。岩崎正人先生の著書。日本人、特に日本の中高年男性は仕事人間、無趣味人間が多い。定年でせっかく得た自由時間を持て余して身を持ち崩してしまうなんて悲劇。仕事とは別の趣味や生き甲斐、人間関係を持っておくことが何より大切。2018/11/04

すうさん

4
定年を機会に依存症になった人々、著者は医師としてその依存症に対処する方法を語る。依存症という心理的な病気は回復はできても治癒がないので、失敗しても繰り返し治療を続けることを勧める。実はこれこそ定年を超えて社会的に孤独になった人(特に男性)に対して生き方の指南をしているように感じた。つまり社会的な地位や繋がりを失って一個人になった時、如何にして自尊心をもって生きていくことができるかを教えてくれている。自分を振り返ることは重要だが、これまでの生き方を深く真剣に向き合える機会が、実は「定年」なのかもしれない。2021/11/02

Baron

3
素晴らしい本だった。依存症、ひいてはメンタルに問題を抱えている人にはオススメできる内容。 今、日本では定年後に依存症になる人が急激に増えている。それは、仕事漬けの日々から突然解放されて、何をすればいいのか分からなくなってしまったという、非常に身近な問題なのである。家庭を顧みず、自分自身について振り返ることもなく、「仕事に没頭しすぎる・価値を置きすぎる」ということは美徳でも何でもない。 もちろん仕事も大事なのだが、豊かな人生、健全な自尊心を育むには、ひとえにバランスが大事なのだと教えてくれる本である。2014/10/01

クーちゃん

1
図書館で借りました。僕自身定年を間近に控えていますが、仕事とアルコール漬けのサラリーマン生活でした。これまで依存してきた「仕事」と「酒」から離れ、さて何を生きがいにしていくのだろうかと途方に暮れます。 家族に迷惑をかけなければ、「依存症」も一つの生き方かなとも思います。心のどこかで「そんなに長生きしても……」とい思いがあるからかもしれません。2012/02/23

Ms.H

1
仕事に依存したり、向き合わなきゃいけないものがあっても忙しさにかこつけて逃げていたり…自分も定年後依存症になる可能性があると思った。依存症の治療については家族の正しいアプローチが必要とのことだが、それが一番難しい。2011/10/23

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