内容説明
診療歴40年超!削らない虫歯治療を実践するカリスマ歯科医が“歯と全身のつながり”から導き出した「究極の健康になる食べ方」。虫歯・歯周病の食事療法があらゆる病気の改善をもたらす!!
目次
第1章 最新医学が証明した歯と全身の関係
第2章 抜歯・技髄が招く恐ろしい全身の病気
第3章 抜髄した歯と病気になる内臓は決まっている
第4章 虫歯を削らずに治す方法
第5章 歯周病は食事療法で治る
第6章 虫歯・歯周病の食事療法が生活習慣病を治す
第7章 合わない入れ歯が病気をつくる
第8章 予防が認められない日本の保険診療の問題
著者等紹介
小峰一雄[コミネカズオ]
1952年生まれ。歯学博士。城西歯科大学(現明海大学歯学部)卒。小峰歯科医院理事長(埼玉県比企郡)。39年前に開業して間もなく、歯を削るとかえって歯がダメになる事実に直面し、以来「歯を削らない、抜髄しない」歯科医師に転向。独自の予防歯科プログラムを考案するとともに、食事療法、最先端医療を取り入れた治療を実践している。歯を削らずに虫歯を治療する「ドックベストセメント療法」の日本における第一人者としてメディアでの露出も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Lara
73
題名から、例えば「海藻が良い」とか「旬の野菜が効果的」のような内容を期待していましたが、そうではなかったです。一部「カルシュウム、マグネシュウム、炭水化物等に関して記述はありますが、具体的な食材に関しては言及されていません。ではこの本には何が書かれているのか?そもそもこの本の著者は歯医者さんでした。ですが、旧来の歯医者さんではありませんでした。虫歯は削らない、抜歯、抜髄はしない、歯周病は食事療法で治る、その食事療法が生活習慣病を治す。目から鱗、とても良い本に出合えました。もっと早く、出会いたかったです。2020/06/07
たまきら
24
歯科医による予防を目的とした生活習慣へのアドバイス本…といった感じですが、海外で主流の治療なども紹介され、なかなか興味深い一冊でした。進んだ虫歯の治療として登場するドックベストは、娘の歯医者さんでもできると知り、うれしく思いました。ちなみに先生、コロナの直前にボストンに勉強に行き、そのまま帰国できずにいます…。2020/09/28
ロア
24
「象牙質内の液体移送システム」の発見は画期的。歯は単なる硬い塊ではなく、隅々まで栄養が行き届く機能を備えた偉い子なのです!それによって、自然治癒力も発揮されているのです。歯はほんと大事。すぐに歯を削りたがる、抜きたがる歯医者さんは、保険点数稼ぎのためかもよ。今はドックベストがあるから慌てて削る必要なし。食事などの改善で、虫歯や痛みを治せる場合もあるのです。歯医者さんでも、セカンド、サードオピニオンが必要だと思います。私はクワトロオピニオンまでして、信頼できる医師に、納得のいく治療をしてもらいました。2020/08/27
はるき
22
あっさりした語り口なのですっきり頭に入っていきます。いやいや、砂糖が悪いのは色々言われていますが、虫歯にならない方法で全身あちこち良くなるんですって。甘党なので、せめてジュースは控えようと思います。2020/05/10
bonbon99
20
歯と体は繋がっていて、体の健康と口内の状況で、虫歯ができるというのが本書の特徴。歯は一つの臓器として機能しているということ。砂糖の摂取・ストレス・運動不足・ビタミン・ミネラル不足・薬剤の服用が原因でDFTという栄養素の流れを作る機能が逆流を起こし、口内細菌が歯の内部に入り込み、そして、全身に病気を引き起こしてしまうとのこと。自分が入っている健康組合で一昨年から歯科検診が行われ、1年に1回は歯医者に行くようにしている。健康組合で歯を治療することが、医療費を低減させるというエビデンスがある。歯は重要だ。2021/05/10