魔法の声 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 637p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872902822
  • NDC分類 K943
  • Cコード C0097

内容説明

少女メギーの父モーは、物語の登場人物をこの世へ呼び出す魔法の声を持っていた。9年前、その声に呼びだされてしまった登場人物と引き替えに、母親が物語の世界に消えてしまったのだ。物語から飛び出た悪者に、父と叔母とともに連れ去られたメギーは、悪と立ち向かうはめに。名作冒険小説がたくさん出てくる「物語」をめぐる冒険ファンタジー。

著者等紹介

フンケ,コルネーリア[フンケ,コルネーリア][Funke,Cornelia]
1958年、ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28歳の時からは自分で文章も書くようになり、以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。ハンブルクに住んでいたが、しばらくのあいだカリフォルニアで著作活動をすることを選び、2005年5月夫と子どもと愛犬とともにロサンゼルスに移住した

浅見昇吾[アサミショウゴ]
慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。ベルリン・フンボルト大学留学を経て、上智大学外国語学部助教授。外国人が取得できる最高のドイツ語の資格・大ディプローム(GDS)を持つ数少ない一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

67
魔法の力を必ずしも自分のために使うことができなかったモー。 その娘のメギーは、父親と同じ力を持つことを知らないでいた。 「なんでも思う通りになるのが魔法だ」ということではないことを、嫌と言うほど思い知らされる。 親娘が、不思議な世界の中に取り込まれていってしまうのと同じように, 読んでいる自分も不思議の世界の中にはまって行きました。 続刊の「魔法の文字」も読みました。 ダレンシャン、ハリーポッター以来の外国児童文学で目から鱗の物語です。2012/05/01

昼夜

47
今までたくさん物語を読んできて、一度でいいから会ってみたい、話をしてみたいって思う登場人物と反対に絶対会いたくない悪者もいてってその物語の醍醐味が増幅されて面白かった。日本の言霊の概念が外国にも通じるんだって嬉しかった。声に出して読んだことは授業以外ではないのでちょっと練習してみたいと思いつつ、少し恥ずかしいと思ったりするけど朗読できるようになりたいな。2011/05/26

たるき( ´ ▽ ` )ノ

40
再読。なんでこんなに心惹かれるのだろう。フンケのファンタジー、好きすぎる(*'ω'*)「いつも言っていたじゃない。本は重いんだって。世界がまるごと、中に詰まっている。だから、重いんだって」という言葉、深く共感。本の重さを感じる幸せを改めてかみしめた♪2019/04/26

たるき( ´ ▽ ` )ノ

40
主人公メギーの父は、物語を読み上げると、その本の中の登場人物をこの世へ呼び出すことができる魔法の声をもっている。 ただし、呼び出すのと引換えに、その場にある別のなにかが本の中に入ってしまう…。もう、この設定がすごくいい!どんな声なんだろう。 それに、たくさんの本の引用が載っていて、そこも楽しめる。 分厚いところもすごくいいね♪

ジーク

15
フンケの作品は、初めて読みました。物語を読むと、何かが出てきてしまうという設定も、生き生きとした登場人物たちも魅力的。後2冊も続編が読めるかと思うとわくわくします。2014/07/29

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