男の相棒は猫に限る―マイ・キャット・スピット・マギー

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872901603
  • NDC分類 934
  • Cコード C0097

内容説明

少年時代の犬との交流を綴った世界的ベストセラー『マイ・ドッグ・スキップ』の著者による「猫なんて!」の人生から「猫のいない生活なんて!」の“転向”エッセイ。

目次

第1章 筋金入りの犬好き
第2章 猫嫌いがぼくの誇り
第3章 恋に落ちて―彼女の不吉な告白
第4章 ぼくが命を助けた白い猫
第5章 猫は犬の代わりにならない
第6章 降りかかる災難
第7章 三毛猫が仲間入り
第8章 小川のほとりの古い家と七匹の猫
第9章 「よく猫なんて飼えますね」
第10章 スピットと思い出めぐり
第11章 わが家の猫たちの日常

著者等紹介

モリス,ウィリー[モリス,ウィリー][Morris,Willie]
1934年ミシシッピ州都ジャクソンに生まれる。『マイ・ドッグ・スキップ』のほか、南部へのアイデンティティを綴った『ノース・トワード・ホーム』や編集者時代を描いた『ニューヨーク・デイズ』、フォークナーなどの文芸評論の作者としても知られる。アメリカでもっとも古い歴史をもつ文芸誌の編集長として、戦後のアメリカの文学界とジャーナリズムに多大な影響を及ぼす。1999年、ジャクソンで亡くなった

桜内篤子[サクラウチアツコ]
1947年東京生まれ。ブリティッシュ・コロンビア大学卒業後、編集者を経て翻訳者になる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Valkyrie

2
【再読】子供の頃から「犬派」の作者が「キャットウーマン」との再婚を機に始まる猫が居る生活。渋々ながらも最初は犬との違いに戸惑いながらも猫の性格を受け入れ、その中の一匹スピットと「相棒」となるまでのお話。映画化された「マイ・ドッグ・スキップ」を書くきっかけが7匹に増えた猫と住める家への引っ越し費用捻出ってのは笑える。実家には柴犬とオウムと猫が居たけど、いつも飼い主を見ている犬と違って用がある時だけ寄ってくる猫のほうが性に合ってたな。田舎で放し飼いで気楽だったし。2020/04/05

ひなにゃんこ

2
★★★☆☆ 愛犬家で猫嫌いだった作者が、1匹の猫と出会い、愛猫家に変わっていくエッセイ。猫嫌い時代の話は、正直猫好きには楽しくない。時代や土地柄もあるからか、猫派にとって辛い話も。でも猫を飼い始めてからは楽しくなってくる。最初は猫との接し方も分からず、犬と同じような反応を期待したり、芸を教え込もうとしたり、「あ〜あ〜、分かってないなぁ」と苦笑い。それが最後にはすっかりスピットの虜に。いい相棒として、作者の思い出の地巡りをするようになるあたりには、しみじみした。ほらね、やっぱり相棒は猫に限るでしょ?2011/05/25

がらす

1
この邦題と表紙、センス良すぎです。生粋の犬好き・猫嫌いだった著者が、再婚をきっかけとして猫を飼い、その魅力にとりつかれていくエッセイ。古き良きアメリカの風景の中で、のびのび生きる猫たちを見守る幸福感が伝わってきました。2018/10/20

とらやん

0
自他共に認める犬派の著者が、猫を飼う羽目になってしまう話し。 きっかけは、再婚相手が猫好きだったから。って、なんと軟弱な。 でもすったもんだした果ての、二人(1人と一匹)の心の交流は やさしく、そして美しい。 こんな猫なら飼ってみたいな。 ワシにとっては、犬は男の子、猫は女の子のような印象です。 犬とは比較的簡単に仲良くなれるけど、 猫に対しては、どう接して良いのか分からなくて、途方に暮れてしまう。 そう言う意味では、一度一緒に暮らしてみたいんだけど。2013/07/29

9saito

0
ハードボイルドな日本題ですが、再婚・猫との出会い・作家活動など、ウィリー・モリスが後半生の出来事を通じて、多くの喜びと幸せに充たされていく時間が辿られます。この作品の発表後に逝去されたのはショックですが、エンディング部の幸福感の中で迎えたのなら、羨ましいような旅立ちだと思います。2012/08/14

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