大志―水戸藩幕末維新を闘い抜いた若者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872732993
  • Cコード C0021

内容説明

幕末の水戸藩は、新たな時代を模索し揺れていた。尊王攘夷か、幕府再興か―。それぞれの大義のもと、藩内各地で血みどろの権力闘争が繰り広げられた。政局の転換で、幕府復興を掲げた諸生派は水戸藩を脱出し、転戦の末、悲劇的な末路を迎える。前著『市川勢の軌跡』で、市川三左衛門ら諸生派の1000キロに及ぶ行軍の跡を丹念に辿った著者が、行を共にした最年少の若者・黒崎大三郎の目を通して、激動の幕末・維新期を新たな視点で描いた歴史小説。

著者等紹介

市村眞一[イチムラシンイチ]
1948年茨城県生まれ。学習院大学経済学部経済学科卒。茨城新聞記者、編集局次長論説副委員長、取締役総務局長を経て茨城プレスセンター代表取締役社長兼茨城新聞社常務取締役。現在茨城新聞社相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tatsuhito Matsuzaki

0
幕末維新期、水戸藩では独特の政治的思想・立場に起因して、諸生党(諸生派・保守門閥派)と天狗党(改革派)による血みどろの権力闘争を繰り広げました。 本書は諸生派に属した藩士の若者が幾多の戦闘と逃走・潜伏の果てに海外に渡るまでの半生を描いたので、著者は「桜田門外ノ変」を著した吉村昭氏に触発されて小説を書いた茨城新聞社の市村氏。 史料を探して史実を丹念に積み重ねたストーリーは郷土史を愛する地元紙記者の矜恃を感じました。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10207245
  • ご注意事項

最近チェックした商品