内容説明
茨城の冬の郷土食であるほしいも。今では茨城が全国の生産量の9割。ひたちなか地域が茨城の9割を占めている。発祥地は静岡県御前崎周辺。製法が茨城に伝わって100年になる。どうして茨城が日本一になったのか。本書はサツマイモが日本に伝わってきた道をたどり、ほしいもの製造に夢中になった人を追いかけた。ほしいもの生産が日本一になったひたちなか地域の社会経済的背景を浮き彫りにし、次の100年を目指して活動を始めた人たちに光を当てる。
目次
第1部 アンデスから静岡へのはるかな道(サツマイモの原産地;コロンブスとサツマイモ ほか)
第2部 静岡から茨城へ(ほしいもの民間人創業者(湊の湯浅藤七;小池吉兵衛)
吉兵衛の弟大内地山 ほか)
第3部 茨城のほしいも日本一への道(後進県の代名詞“茨城1号”;初めはガソリン用、後に食用に ほか)
第4部 サツマイモ、ほしいもアラカルト(全国ほしいも尽くし;きんこ、ひがしやま、いもするめ ほか)
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