うそつきのパラドックス―論理的に考えることへの挑戦

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うそつきのパラドックス―論理的に考えることへの挑戦

  • 山岡 悦郎【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 海鳴社(2001/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784875252054
  • NDC分類 116
  • Cコード C1010

出版社内容情報

「オオカミが来た」とうそばかりついていた少年が、あるとき「ぼくの言ったことはうそだ」と言ったら、それは本当か? あるいはうそか? ラッセル、ゲーデル、クワイン、タルスキなど天才・俊秀が取り組んだパラドックス解消の試みの足跡をたどる。それは現代論理学をリードしてきた歴史的記念碑でもある。

■うそつきのパラドックスは簡単に入りこめて,しかもパズルのように楽しむことができる.だが,このパラドックスの正体は,論理的に正しく考えていくと矛盾に導かれてしまう,というものである.現代では,論理的に思考し,表現するということが,学問の世界だけでなくビジネスの世界その他において重要視されているようである.……論理的思考にたいして根本的な問題提起をするという側面ももっている.
■このパラドックスの挑戦者には条件がなく,だれでも楽しみながら挑戦することができるということである.それには何の準備も予備知識もいらない.そこで出てくるのは,だれでも意味を知っているなじみ深い言葉だけであるからである.
■本書は,ラッセル(1903)からジャクビール(2001)に至る,ここ100年ばかりの間に登場した,そのような数学者や論理学者ならびに哲学者の対処法をできるだけわかりやすく解説したものである.その中には,専門的な香りのするものだけでなく,すばらしいアイデアではあるが,いかにも素人くさいものも多く含まれている.読者も身近な感じをもたれることと思う. 

内容説明

うそつきのパラドックスは簡単に入りこめて、しかもパズルのように楽しむことができる。だが、このパラドックスの正体は、論理的に正しく考えていくと矛盾に導かれてしまう、というものである。本書は、ラッセル(1903)からジャクビール(2001)に至る、ここ100年ばかりの間に登場した、そのような数学者や論理学者ならびに哲学者の対処法をできるだけわかりやすく解説したものである。

目次

うそつきのパラドックス
ラッセルの解決法
タルスキの解決法
コイレの分析
真理の担い手とうそつき
真理論とうそつき
クワインの対処法
クリプキの対処法
うそつきの受容
ハーツバーガーの対処法
うそつきの語用論的解決
バーワイスとエチェメンディの解決法
シモンズの特異性解決
自己言及とうそつき
うそつきの解決試論

著者等紹介

山岡悦郎[ヤマオカエツロウ]
1945年、鹿児島県生まれ。広島大学大学院博士課程修了。現在、三重大学人文学部教授。専攻は哲学・論理学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

18
なぜこの本を書こうと思ったの?それが知りたい。事実の羅列なんかいらない。どうしてパラドックスに興味を持ったのか教えてほしかった。「もし著者が自分自身の信念を表明しなかったならば、その本は期待はずれのつまらぬものであろう」(セインズブリー)って引用しておいて信念が見えない。大学の授業で使って小金を稼ぐための本かなー。2017/05/10

\しおり/

1
「わたしの発言は偽である」の発言に対しての解決法。論理的とは順を追って説明することによって"だから"を導くこと。しかし、この問題は前提が確定していないため背理法や仮定、言語階層説など頭を悩ませることになる。私が面白いと思ったのは「自分にかかわる事態」が原因だという考え。自分を偽れるのは自分だけとは。また、中学校で習う日本語の特性[最後まで聞かなければ結論はわからない]というのが他言語でも同じであることに気がついた。「『Sは真である』は真である」は真である」は…英語でもどこにnotが挟まるかわからない。2013/06/09

御光堂

0
「私の発言は偽である」という発言によって生じるパラドックスについて、様々な哲学者や論理学者が考案してきた解決法が紹介されている。ラッセルのタイプ理論、タルスキの言語階層説、クリプキの真偽二値原理によらない階層説、意味論的解決法、語用論的解決法など多様である。最後に著者自身の解決法が述べられる。パラドックスの核にあるのは解消されない自己言及性である。これをどう処理するか。

ごみむし

0
分かりにくい文章で読むのに時間がかかるのでリタイアしてしまった。論理について書かれた本が分かりにくいとは。また機会があれば読むかも。2019/12/26

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