内容説明
金子隆一と日本の写真表現を支えた人々の口述記録。金子隆一の歩んだ後には写真史(家)という道ができた。彼のライフヒストリーの全ては、日本の現代写真を拓く。写真を生き、写真で思考する。写真を撮ること以外の全て。写真はカウンターからメインストリームへ。現代写真をダイジェスト回想する。日本における一九七〇~二〇〇〇年代写真表現の歴史を紐解く。全ての人が写真について考える時代がきた。
目次
1 全日本学生写真連盟と、写真に関わる生き方
2 自主運営ギャラリー・プリズム
3 つくば写真美術館が残したもの
4 『日本写真全集』と美術館オープン前夜
5 東京都写真美術館1 異色の学芸員
6 東京都写真美術館2 写真の保存について
7 東京都写真美術館3 存在感のある美術館へ
著者等紹介
金子隆一[カネコリュウイチ]
写真史家、写真集コレクター。1948~2021年東京都写真美術館専門調査員、東京綜合写真専門学校理事長、武蔵野美術大学非常勤講師などを歴任。国内外の美術館、ギャラリーでも展覧会のキュレーションを多数手がけている
飯沢耕太郎[イイザワコウタロウ]
写真評論家。1954年生まれ。1984年筑波大学大学院芸術学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。