内容説明
振り返りとは何か、なぜ重要か。学習者がセルフアドバイジングできるようになるまでの30の対話。「アドバイジングで、“アドバイス”をしてしまっていませんか?」自律学習は、学習者が主人公。本書では、自律学習支援をどのように行えばよいのか、実際のアドバイジング場面の豊富な用例に基づいて丁寧に解説。言語学習アドバイザーを目指す人向けの入門書として最適!
目次
第1章 研究からの示唆―アドバイジングとは(言語学習におけるアドバイジングの価値;リフレクション(振り返り)を促進する対話と学習 ほか)
第2章 研究を実践に生かす―実践の中のアドバイジング(アドバイジングでの対話;学習アドバイザーのためのトレーニングと専門性の向上)
第3章 実践へのさらなる適用―多種多様な環境におけるアドバイジングの実施(自律的な学習者になるための準備;アドバイジングの種類 ほか)
第4章 実践から研究へ―アドバイジングの研究(何を研究するのか;どのように研究するのか ほか)
著者等紹介
加藤聡子[カトウサトコ]
神田外語大学、Research Institute for Learner Autonomy Education講師/ラーニングアドバイザー。米国コロンビア大学大学院修士課程修了(MA TESOL)、広島大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(教育学博士)。学習者の自律性を育成する学習アドバイザーとしての累計セッション数は4,000件におよぶ。近年はアドバイザー養成プログラムの開発、教員教育に従事
マイナード,ジョー[マイナード,ジョー] [Mynard,Jo]
神田外語大学教授、Self‐Access Learning Centreディレクター。Research Institute for Learner Autonomy Educationディレクター。アイルランドトリニティ・カレッジ応用言語学修士課程修了(M.Phil.)、英国エクセター大学大学院博士課程修了(Ed.D.in TEFL)。Studies in Self‐Access Learningを始めとする学術雑誌の創刊者および編集者。同分野における書籍および論文の刊行数は100を超える
義永美央子[ヨシナガミオコ]
大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得退学。博士(言語文化学)。現在、大阪大学国際教育交流センター教授。専門分野は応用言語学、日本語教育学
安部麻矢[アベマヤ]
京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在、大阪大学マルチリンガル教育センター特任講師。専門分野はバントゥ諸語の記述言語学、社会言語学
瀬井陽子[セイヨウコ]
大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。修士(文学)。現在、大阪大学国際教育交流センター特任助教。専門分野は応用言語学、日本語教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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