内容説明
日本、朝鮮(韓国)、中国。たび重なる戦争、併合と侵略、抵抗と抗日、独立と解放―近代東アジア百年の苦難の歴史を追い、今日につながるナショナリズムの根っこを確認する。
目次
序章 ナショナリズムをめぐる問い
第1章 「国体」の創造―日本(1)
第2章 開国前夜から日韓併合まで―朝鮮(1)
第3章 日清戦争の衝撃と近代国家形成―中国(1)
第4章 「脱亜」から帝国主義へ―日本(2)
第5章 抵抗と妥協―朝鮮(2)
第6章 侵略と抗日―中国(2)
終章 東アジアのナショナリズムの相克―あとがきとして
著者等紹介
米原謙[ヨネハラケン]
1948年徳島市に生れる。大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。下関市立大学専任講師・助教授、大阪大学教養部助教授などを歴任。パリ第4大学大学院でDEAを取得。パリ政治学院・北京日本学研究センター・国立成功大学(台湾)で研究員・客員教授などを務める。現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。日本政治思想史・日本政治論専攻
金鳳珍[キムボンジン]
1955年ソウル市に生まれる。ソウル大学大学院(外交学科)で修士号を取得後、東京大学総合文化研究科(国際関係論専攻)博士課程で博士号を取得。大連外語学院・ハーヴァード大学ライシャワー研究所で客員教授を務める。現在、北九州市立大学外国語学部国際関係学科教授。東アジア関係史・比較政治思想専攻
區建英[オウケンエイ]
1955年中国広州市に生まれる。北京師範大学修士課程修了後、〓(き)南大学歴史学部専任講師を勤め、1986年に来日。東京大学大学院を経て博士学位を取得。1994年新潟国際情報大学に助教授として着任、1998年から同大学教授。専門は、政治思想史、日本と中国の近代思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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