内容説明
本書では、家族を取り巻く環境など、外的な状況の変化が、家族の法にどのような影響を与えつつあるのか、また与えたのか、さらに法はそれらにどのように対処すべきかについて、人の一生を通じて、概観する。
目次
第1部 生まれるとき―科学技術の発展と家族の法(人工生殖;DNA鑑定)
第2部 生きる―愛する、暮らす、別れる(男女関係の多様化;親の生き方の多様性が親子の関係にどのような影響を与えるのか?)
第3部 終わるとき―助けを求める、残す(一人では生きていけないとき―扶養の意味;遺産の持つ意味)
著者等紹介
松川正毅[マツカワタダキ]
1952年大阪に生まれる。1984年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程終了。1986年トゥールーズ第1大学博士課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科教授。法学博士、Docteur en droit civil。研究テーマは科学技術の発展と民法、遺産分割、紛争予防と民法。日本私法学会、比較法学会、日仏法学会、法学博士協会(フランス)、比較立法協会(フランス)に所属
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