内容説明
化学物質による環境問題は、二十一世紀に人類が解決すべき最大の課題。最近は、ダイオキシンをはじめとして、化学物質が関係する問題が注目されている。本書は、ヒトと地球のウェルネスのために、私たちはどのように化学物質と付き合えばよいか、またそのためには何をすべきかについて考えるものである。
目次
第1章 環境とは
第2章 化学物質とは
第3章 化学物質のライフサイクル
第4章 「くすり」と「どく」
第5章 リスクとは
第6章 リスクアセスメント
第7章 指数法
第8章 リスク管理
第9章 私たちにできること
著者等紹介
西原力[ニシハラツトム]
1941年和歌山県に生まれる。1970年大阪大学大学院薬学研究科修了。薬学博士。現在、大阪大学大学院薬学研究科教授。研究テーマは内分泌攪乱物質の作用機構とリスク評価、化学物質の環境動態、構造活性相関。所属学会はSociety of Environmental Toxicology and Chemistry、日本薬学会、日本化学会、日本生化学会、日本防菌防黴学会、内分泌攪乱物質学会
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