出版社内容情報
安保闘争研究会[アンポトウソウケンキュウカイ]
著・文・その他
内容説明
「日米安全保障条約」締結が、現在に至るまでの日米関係を決定づけた。この条約に反対する学生、労働者などによる戦後最大規模の抗議運動が「安保闘争」である。これら「闘争の歴史」を知ることで、現在の日本、さらには日本と世界との関係をより深く理解することができるはずだ。
目次
プロローグ その歴史的決断が民衆の闘争心に火をつけた…!吉田茂と日米安保条約調印
60年安保闘争(60年安保闘争はこの男から始まった!首相・岸信介の安保改定;新安保条約を巡る戦後最大のデモ 「岸内閣打倒」で団結する日本国民;機動隊との衝突で命を落とした学生運動の象徴 悲劇の女子大生・樺美智子)
70年安保闘争(再び目を覚ました共産主義者同盟 「条約破棄」を目指し決起した学生たち;自衛隊にクーデターを促し自決した小説家の叫び!三島由紀夫事件の真相)
エピローグ 「日米安保条約」で日本は本当に平和になったのか?安保闘争、その後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lily
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60年安保闘争阻止のために闘った全学連は、岸内閣の打倒に変質する。大学学費値上げから派生し沖縄返還反対を訴えた全共闘は、内ゲバをする狂信集団へ変質する。一時的な熱狂の中に終始した安保闘争の歴史がよくわかる。安倍政権の下で訴えたシールズはどうだろうか。岸信介のもとで警職法改正が議論されていたのは初耳で驚いた。安保改定に慎重だったことの現れだろう。2016/03/24
B子
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学生側で語るんだけど、感じるのは狂気である。作品というのはどうしても作者を映し出すから、どんな偏向気味な作品も本性をあらわす……何だかなぁ。2013/11/04
ランド
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どちらかと言うと当時の学生目線で描かれているが吉田ドクトリンから沖縄基地問題までさらっと読める2012/10/26
doradorapoteti
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ちょっと偏向気味だけど、なかなか面白かった。 知らないこと結構あるな。2008/12/03