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まんがで読破
明暗

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  • サイズ 文庫判/ページ数 181p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784872579338
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報



夏目漱石[ナツメソウセキ]
著・文・その他

内容説明

妻との贅沢な暮らしを断てず、親から経済的に自立できずにいる会社員・津田は、ある日かつての恋人・清子の居所を知らされる。家族、親戚、妻、旧友、過去の恋人…。優柔不断で利己的な男をとりまく人々の思惑が交錯する人間ドラマ。精密な心理描写で人間のエゴイズムを追い続けた文豪、夏目漱石の絶筆となった未完の長編を漫画化。

著者等紹介

夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867~1916。帝国大学英文科卒業後、松山中学校などを経て、イギリスへ留学。帰国後、東大講師を務めながら作品を発表。朝日新聞社入社後は本格的に職業作家としての道を歩み始めるが、晩年は胃潰瘍と糖尿病に悩まされ、『明暗』が絶筆となった。その他作品に『坊っちゃん』『夢十夜』等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

25
夏目漱石山房にて。原作は未読。改めて、漱石の作品を読み返そうと思った。2019/03/18

サウスムーン

18
原作未読だがこれはおもしろい。未完とは知っていたもののこんな重要な場面で終わるとは。読者はもちろん先が気になるが、夏目漱石もきっと行く末を描きたかっただろう。2016/11/18

トッド

17
夏目漱石の絶筆。■なぜあの人は他の家に嫁ぎ、俺はあの女を嫁に貰ったのだろう…。【感想】明治時代の古き日本。今以上に世間体を気にするのが印象的で、皆本心とは裏腹に嘘ばかり。学校を出て職に就き嫁も貰ったのに実家に仕送りを貰っているという、利己的な主人公にとても嫌悪感を覚えつつ、その狡猾さがわかってしまい面白さを感じてしまう自分も嫌になる。作中ずっと引きずっている過去の女、しかし再会してしまったら、それはもう過去ではない。未完ゆえ展開を予想するレビューも。私は希望を持ってしまったが皆さん暗な感想が多くはっとした2021/04/18

おくてつ

13
まんがで読破を読破しようシリーズ。 夏目漱石は高校の時にたいてい読んだと思うけど、明暗はまだ読んだことがなかったんだと思う。 明治のダメ男を描く漱石の典型的な話だと思うけど、未完のままこれが絶筆に。漱石はどんな結末に持っていきたかったのか。小説だとするならば、清子さんに走ってしまったんでしょうね。でも、漱石自身の話がベースだっていうから、そこまで突拍子もないことにもできなかったかもね。2017/10/22

またの名

10
「マルクス」という書名か著者名か判らない言葉が表紙に書かれた教養本を何ヶ月も読んでて捗らないけど妻には勉強家認定されてる、夫婦仲も家計も微妙に怪しい男の話の漫画版。未来の無い国で苦しむより「貧乏人は朝鮮か台湾に行ったほうがまだチャンスがあるのさ」と100年の間に一周し戻ってきたような明治の時勢の中、どうにか結婚生活という体裁を整えたものの過去に諦めた恋人の影に取り憑かれ続けてる未練タラタラな葛藤が周囲にもそれと判るほど溢れ出す。現実になった世界の向こうにまだ選び直し可能なオルタナティブがチラつく時の人間。2024/11/14

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