出版社内容情報
捨てないパン屋として評価される田村陽至氏の人と思想を、食品ロスの専門家として数多くの受賞を誇り、食品ロス削減推進法成立の原動力となった井出留美氏が活写する。田村氏のモンゴル滞在の経験や、ヨーロッパへのパン修行の旅など、美しい自然風景と感動的なエピソードを交えながら、捨てないパン屋になるまでの葛藤を通じて、自然への深い愛情と、食品ロスなき未来への希望を描いたノンフィクション。
内容説明
ゆっくり歩むものは遠くまで行ける。捨てないパン屋のきせきを描く、心あたたまるノンフィクション。
目次
プロローグ いのちのバトン
1章 パンぎらいのパン屋の子
2章 食べものがいちばんの環境問題?
3章 パンぎらいのパン屋修業
4章 さすらいの旅
5章 パンぎらい、パン屋になる
6章 食べるとは「いのち」をいただくこと
7章 パンぎらいのフランス修業
8章 捨てないパン屋
9章 旅するパン屋
10章 しあわせのレシピ
エピローグ いのちをはぐくむパン
著者等紹介
井出留美[イデルミ]
株式会社office3.11代表取締役。奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。Champions12.3メンバー。食品ロスを全国的に注目されるレベルまで引き上げたとして、第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門、Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018、令和2年度食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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