ぼくらはみんなハゲている―マイ・ライフ・アズ・ア・ハゲ

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ぼくらはみんなハゲている―マイ・ライフ・アズ・ア・ハゲ

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872339840
  • NDC分類 494.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

なぜハゲは「ゆるされない」んだろう?!
僕の、ハゲをめぐる出会いの旅が始まるーー。
現代日本最大のタブー(かもしれない)「ハゲ問題」を、自らもハゲゆく著者がひょっこり追求してしまう、新世代ルポルタージュ。モテるハゲ、モテないハゲ、堂々とカツラをかぶるハゲ、カツラを脱ぎ去ったハゲ、ハゲてないハゲ・・・様々な「ハゲゆく」人たち。ハゲを、ハゲゆく人々の心の側から考えたい。
昨年、フジテレビ系ドキュメント番組『NONFIX』シリーズでオンエアされ「勇気づけられた」「なんでこんなものをわざわざ放送するのか」と賛否両論の大反響を呼んだ同名番組に、大幅な追加取材をくわえて書籍化。

プロローグーーなぜ「ハゲ本」なのか? 

第1章 「ハゲゆく人々」との出会い
ハゲという病
ハゲはどこまで治るのか? 
スキンヘッドの示す意味
僕らがハゲに悩む理由 
「カツラは麻薬です」 
「ハゲでもモテます」 
「カツラー」という生き方 
カツラとカミングアウト 
ハゲてないハゲ
「ハゲ」と「非ハゲ」の境界線 
ただハゲであること 
傷だらけのハゲ頭 

第2章 誰がハゲを惑わせる?
「危険ですよ」 
無料ヘアチェック体験記1ーーアデランス 
無料ヘアチェック体験記2ーーアートネイチャー 
有料ヘアチェック体験記ーーリーブ21 
「ヘアチェック」を無料でチェックする 
カツラ裁判 
ハゲがお金に変わるまで 
ハゲでご飯を食べる人 
ルーツ

エピローグーーぼくらはみんなハゲている 



内容説明

神はなぜハゲを創り給うたか?モテるハゲ、モテないハゲからカツラメーカーの実態まで、現代日本最大のタブー(かもしれない)「ハゲ問題」を、自らもハゲゆく著者が追う、新世代ルポルタージュ。フジテレビ系『NONFIX』話題作、待望の書籍化。

目次

第1章 「ハゲゆく人々」との出会い(ハゲという病;ハゲはどこまで治るのか?;スキンヘッドの示す意味;僕らがハゲに悩む理由 ほか)
第2章 誰がハゲを惑わせる?(「危険ですよ」;無料ヘアチェック体験記(アデランス;アートネイチャー)
有料ヘアチェック体験記―リーブ21
「ヘアチェック」を無料でチェックする ほか)

著者等紹介

藤田慎一[フジタシンイチ]
1974年生まれ。テレビディレクター。横浜市立大学文理学部卒。1997年、番組制作会社テレビマンユニオン入社。ドキュメンタリー、情報番組、バラエティ番組などの企画・演出を手がけ、現在に至る。2004年、フジテレビ系列『NONFIX』にて放送されたドキュメンタリー「ぼくはらみんなハゲている」を演出。テレビにとどまらない取材者、表現者としての活動を模索中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた2.0

28
毛髪業界に迫るルポ。1行1回ペースで”ハゲ”の文字。カツラや発毛コースに手を出すと車が買える位お金が飛ぶのか。しかも車検ごとに買い替えペースで。髪の毛をむしり取ってでも契約を取ろうとするのが恐ろしい。値段が高く感じるのは、業界黎明期の売上の多くを拡大のために広告宣伝費に回すと言う営業スタイルが継承されているからか。少し古い本なので、今の販売手法はクリーンになっているかもしれないが、人のコンプレックスにつけ込むビジネスの恐ろしさを感じた。2015/08/17

あび

13
世の中にはコンプレックス産業が溢れている。身体的特徴を病気や障害とし、それを金に換えて儲ける人々。その代表格であるのがハゲにまつわることだろう。抜け行く毛に日々脅かされながら、莫大な費用を育毛産業に納めていく。それでも何の保証もなく、個人差という言葉で片付けられてしまう。著者は複数の毛髪関連企業を訪れ、ヘアチェックを行ってもらう。そこで見た毛髪企業の闇は深い。その闇の如く黒々とした、毛髪が復活してくれればいいのだが。。。2017/08/06

kun_maa(หมา)

3
すごい本である。「ハゲ」という単語が1ページに何回出てきたことか。ハゲの苦悩は人類の誕生と共に生まれたと言っても過言ではないという。果たしてハゲとは病なのだろうか。ハゲゆく自分の頭と戦う人、カツラを被ってハゲとさよならする人、毛髪関連産業の餌食となる人。様々なハゲた人が登場するとともに毛髪関連産業の闇にも触れているとても興味深い本だった。作られた或いは煽られたコンプレックスを金にするビジネスの罠にハマらないためにも、ハゲゆくことをはじめとして完全ではない自分を丸ごと許して生きていくことの大切さを考えさせら2016/05/11

こっこ

3
★★★★☆ 所謂「エンタメ・ノンフ」だと思って読み始め、確かに(笑)の箇所も多々あるが、読後はもっと深い内容を持った書であることに感動を覚えた。ハゲを巡るルポであり、社会学であり、そして心理学であり、更には哲学でもある。前半はハゲにハゲしく悩む人々の、ハゲを巡る様々な人間模様を描いている。一転後半は、ハゲゆく人々のそんなコンプレックスを食い物にする育毛、カツラ業界の闇を描く。しかし著者は決してそのようなえげつないコンプレックス・ビジネスに対しても、一方的に断罪したりはしない。そこには→2015/08/22

mama

3
深かった…。ハゲがメインテーマだけど、コンプレックスビジネスの是非と、コンプレックスとの付き合い方を考えるきっかけになりました。2015/06/02

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