出版社内容情報
ロリータ・コンプレックスを描いて右に出るもののいない著者の久々の傑作短編集。読み応え&罪深さ充分の13編収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
龍國竣/リュウゴク
3
この短篇集の中で最も短い「ミルク・シェイキ」。アダルトビデオの撮影のため、男たちと少女が擬似的に性行為をするのだが、それを見ていた男の一人が本当に興奮してしまう。しかし、少女はそれを気にせず性具で遊んでいる。四頁に過ぎないが、空虚と絶望がよく表れている。2014/05/03
wasabi
2
『ろりとぼくらの』(クジラックス著)のレビューをネット上で漁っていたら、比較としてたびたび町田ひらく作品の事が語られるので今回初体験。性行為後の罪の意識を描いたこの空気感は鳴子ハナハルなんかも影響受けてるんじゃないかな。一般紙に掲載された作品を収めた短編集らしいのでエロは控えめ。「児童ポルノ」(んなもんあるのか?)とやらを考える入口にもいいのでは。「俺がただ見てるしかできない時に...彼女たちが成長していっちまうのが悲しかった」2013/06/09
NKBS
0
☆2015/10/22
かやま
0
全部一般誌で描かれた作品だった。なるほど。2009/09/13
犬猫うさぎ
0
「少女法」が良かった。娘が子供の頃に出演した裏ビデオを娘が結婚報告しにきた夜に初めて見る父親。小津安二郎の父娘もの×ミヒャエル・ハネケ『ベニーズ・ビデオ』といった趣き(適当)。2020/12/04
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