感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
66
Kindle ずいぶん以前に読んだ本ですが、あまりに露悪的で感想が書けずにいました。しかし、今なら別の見方ができる気がします。殺伐としたユーモアとグロと自虐…時代の需要に応えたのだとは思いますが、これは確実に自分をすり減らす一因になったのではないかと。エンターテイナーとしての執念を感じますが……2021/10/07
daiyuuki
18
卯月妙子の旦那は、某芸術文化財団法人役員。仕事は、芸術的なイベントを企画して多額の協賛金をぼったくること。だが、かならず企画が土壇場でポシャるため借金まみれ。卯月妙子さんは、ギャラの多い企画ものAVに出演することに。NGなしで人間の限界に挑戦するような過酷な現場の数々、旦那と卯月妙子と妙子のレズ恋人の泥沼三角関係、現場の裏側をユーモラスに描いた傑作コミック。2015/08/28
アイオー安楽
13
昨日読んだ「人間仮免中」よりも、さらに壮絶な作品。 「人間仮免中」では、ボビーと再婚していたので、「前の旦那さんは離婚したのだろうか？」と思っていたら、まさかの投身自殺。 斜め上を行く展開で、筆者の実体験とは思えませんでした。 フィクションでさえ、自分の知っている世界を簡単に飛び越えていく漫画は、最近少なくなってきたと思っていたら、まだまだ私の知らない世界がありそうです。 他の作品も全てよんでみよう。2021/09/28
むーむーさん
13
「人間仮免中」が壮絶だったので図書館で検索してあったので取り寄せ。やはり壮絶。すごい。2016/04/05
向う岸
8
旦那の借金を返済するためAV女優を始めあらゆるエロ関係の仕事をこなす卯月妙子のエッセイ漫画。悲惨な状況をギャグ漫画に昇華しているので笑えるけれど、旦那が投身自殺を図るも一命を取り留め、看病をしている最中も漫画や撮影の仕事をこなさなければならないっていうのはなあ。さすがに最後は笑えなかったが自分や家族の死すらネタにする姿勢にはちょっと共感できたり。作者はホステスもやっていたのだけど、馴染みの客がAVに出演していることに気づいて見てみたら、どれもこれもエクストリーム過ぎて怒られたというエピソードは面白かった。2013/01/05
