M&Aシナジーを実現するPMI―事業統合を成功へ導く人材マネジメントの実践

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M&Aシナジーを実現するPMI―事業統合を成功へ導く人材マネジメントの実践

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492533796
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C3034

出版社内容情報

日本のM&Aが失敗する要因は、買収後のビジネス統合(PMI)の不在にあった。買収の出口で成果を出す経営戦略を具体的に解説する買収後のPMI(買収に伴う事業・組織・機能の統合)のノウハウを体系的に解説した、初めての実務ガイドブック
M&Aにおいて、事業シナジーを創出し企業としての成長を実現するためには、PMIの的確な実行が必要不可欠である。「PMI」と一言でいっても、買収目的や目指す事業シナジーによってその具体的な内容やプロセスは案件ごとにすべて異なる。しかし、どういった目的であれ、M&Aの成功を左右する「組織・人事・ガバナンス」上の論点は共通している。本書では、M&Aの本来の目的であるシナジーを創出して、企業価値の向上を実現するために必要となるPMIの取り組みとはどのようなものであるのか、実務面を中心に解説する。

PMI(Post Merger Integration;「買収に伴う事業・組織・機能の統合」)の不在は、M&Aを失敗に導き、企業価値を毀損させる
●M&Aの目的は、買収した企業とのシナジーを高め、1+1=「3」にも「4」にも企業価値をバリュー・アップすることにある。しかし日本企業のM&Aは、それを実現できていないどころか、毀損してしまっているケースさえある。
●M&A におけるPMIとは、本来、買収契約を締結する前に行うデューデリジェンスから始まる、一連のプロセスの後工程に位置するものである。別の見方をすると、買収後の経営統合ビジョンに基づき必要となるPMI のアウトラインがまずあり、デューデリジェンスは、そこから逆算して、どういったポイントにフォーカスして精査・確認を行うかを本来は考えるべきものである。
●PMI と一言でいっても、案件によってその内容やプロセスはすべて異なるが、どういった目的でPMI を実施するにせよ、その成否を分けるポイントは、M&A 後の新事業戦略を支える「仕組み」を新会社に埋め込むことができるかどうかにかかっている。ここでいう「仕組み」とは、事業シナジーを生み出すための企業活動を支える様々な制度・ルール・システムなどのコーポレート・バックボーンである。
「組織・人事・ガバナンス」「財務・会計」「法務・リスク・コンプライアンス」「IT システム」などがそれにあたる。
●成長戦略を実現するためにも、グローバル競争を勝ち抜くためのM&A戦略にはPMIは欠かせない。M&Aの目的に対応してPMIは、ハード面(組織、人事制度)とソフト面(企業・組織文化)で様々な内容となる。本書では、M&Aの本来の目的であるシナジーを創出して、企業価値の向上を実現する、M&Aの出口としてのPMIを実務的に解説する。


主な目次
はじめに  なぜ、今PMIなのか?
第1章 日本企業のPMIの実態と課題
        組織・人事・ガバナンスのPMIの重要性と成功のポイント……
第2章 PMIの全体像
        M&Aの「目的」に応じたPMIのあり方……
第3章 ハード面(組織、人事諸制度)のPMI
        ガバナンス/経営幹部リテンションと経営者報酬/等級・報酬・評価制度の統合/ベネフィット(退職給付、福利厚生諸制度)/人事IT……
第4章 ソフト面(企業・組織文化)のPMI
        統合後のあるべき企業文化とは?……
第5章 国内企業による事例紹介とケーススタディ
        国内企業の成功事例紹介/企業統合のケーススタディ
第6章 日本企業がM&AとPMIを成功させるためには何が必要か
        PMIの成功には日本企業自身の変革が必要……

ウイリス・タワーズワトソン[ウイリス タワーズワトソン]
ウイリス・タワーズワトソン
ウイリス・タワーズワトソン(NASDAQ:WLTW)は、企業に対するコンサルティング業務、保険のブローカー業務、各種ソリューションを提供する業務における、世界有数のグローバルカンパニーです。企業の持つリスクを成長の糧へと転じさせるべく、各国で支援を行っています。その歴史は1828年にまで遡り、現在は世界120以上の国と地域に39,000人の社員を擁しています。

要 慎吾[カナメ シンゴ]
要 慎吾(カナメ シンゴ)
M&A 部門 リーダー、ディレクター
三井銀行(現、三井住友銀行)、ベイン・アンド・カンパニー、日興シティグループ証券(現、SMBC 日興証券)投資銀行本部マネジング・ディレクター等を経て、ウイリス・タワーズワトソンのM&A 部門設立に伴い着任。日本を代表する企業のグローバル戦略の立案、および海外買収案件のアドバイザリー業務など数多くのM&A 案件を手掛ける。特にクロスボーダーのM&A 案件については、海外ターゲット企業のビジネス、財務、人事デューデリジェンス、経営幹部のリテンション交渉、買収後のPMI戦略の立案を含め、M&Aプロセス全体について豊富なマネジメント経験を持つ。慶應義塾大学卒業、スイスIMD(国際経営開発研究所)MBA 修了。

中村 健太郎[ナカムラ ケンタロウ]
中村 健太郎(ナカムラ ケンタロウ)
組織人事部門 シニアコンサルタント
ウイリス・タワーズワトソンに入社以来、日系企業のグローバル・タレント・マネジメント、報酬制度の設計支援や、海外拠点の設立・再編の支援、海外企業買収後のPMI の支援等を手掛けている。M&A の支援に関しては、人事デューデリジェンス、役員報酬・インセンティブ制度の設計・導入支援、リテンション・プランの設計・導入支援、買収後のPMI の実行支援等、多岐にわたるアドバイスの経験を有する。特にカーブアウトにおける組織・人事面のスタンドアローン・イシューへの対応に関して、人事PMO の運営も含めて豊富な経験(国内、および海外)を有する。著書に『「経営者報酬」の実務詳解』(共著、中央経済社)。慶應義塾大学経済学部卒業、米国公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員。

森田 純夫[モリタ スミオ]
森田 純夫(モリタ スミオ)
経営者報酬部門 リーダー ディレクター
大手損害保険会社を経て、ウイリス・タワーズワトソン入社。国内外の経営者報酬制度に関し、豊富な実績を有する。近年では、日本企業が買収した海外企業における経営者報酬の運営支援や、グローバル経営者報酬制度の立案、グローバル長期インセンティブ導入などを多く手掛けている。クロスボーダーM&A に関する経験が豊富。経営幹部のリテンション・パッケージの設計や、長期インセンティブの代替報酬の設計なども数多く行っている。デューデリジェンスからPMI に至るM&A の様々なステージにおいて、プロジェクト・リーダーとして幅広い支援を提供している。東京大学文学部行動文化学科卒業(社会学専攻)。

堀之内 俊也[ホリノウチ トシヤ]
堀之内 俊也(ホリノウチ トシヤ)
ベネフィット部門 シニアコンサルタント
三井銀行(現、三井住友銀行)、ウイリス・タワーズワトソン、コーポレイトディレクション、ブレイスアップ勤務を経て、2010 年ウイリス・タワーズワトソンに復帰し、現在に至る。日本企業および外資系企業に対する、トータル・リワード(総合的報奨制度)の視点に基づいた人事処遇・報酬制度の総合改革支援に携わる。加えて、M&A デューデリジェンスやPMI に関するプロジェクトについても豊富な経験を有する。『労政時報』(労務行政)、『企業年金』(企業年金連合会)等、専門誌への寄稿も多数。東京工業大学工学部卒業、一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了(MBA in Finance)。年金数理人、日本アクチュアリー会正会員、日本証券アナリスト協会検定会員。

松尾 梓司[マツオ シンジ]
松尾 梓司(マツオ シンジ)
組織人事部門 コンサルタント
日系コンサルティング・ファームや外資系PR エージェンシーなどを経て現職。コミュニケーション&チェンジ・マネジメント領域のコンサルタントとして、企業の様々な変革を、主に従業員コミュニケーションとチェンジ・マネジメントの視点から支援している。企業合併においては、経営ビジョンの浸透や企業文化の構築、また新たな人事施策に関する従業員コミュニケーションなどのコンサルティングに豊富な実績を有し、コミュニケーション戦略の立案にとどまらず、各種説明媒体の企画・制作や説明会のファシリテーションなど、実行フェーズまでを含めたトータルな支援を提供している。京都大学法学部卒業。

片桐 一郎[カタギリ イチロウ]
片桐 一郎(カタギリ イチロウ)
組織人事部門 ディレクター
コマツ、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て入社。戦略・組織・人を一体として捉えて支援するコンサルティングを実施してきた。M&A では20 年にわたり、多くのアウトバウンド/インバウンド案件を支援してきた。グローバル人材開発の支援も行っている。東京大学工学部卒業。スタンフォード大学工学部卒業。

内容説明

買収後のPMIのノウハウを体系的に解説した、初めての実務ガイドブック。M&Aにおいて、事業シナジーを創出し企業としての成長を実現するためには、PMIの的確な実行が必要不可欠である。買収目的に応じたPMIの手法について、ハード面(組織、人事諸制度)とソフト面(企業・組織文化)の双方の視点から、インタビューやケーススタディを交えて具体的に解説する。

目次

第1章 日本企業のPMIの実態と課題
第2章 PMIの全体像
第3章 ハード面(組織、人事諸制度)のPMI
第4章 ソフト面(企業・組織文化)のPMI
第5章 国内企業による事例紹介とケーススタディ
第6章 日本企業がM&AとPMIを成功させるためには何が必要か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Great Eagle

9
M&Aにおける人事PMIの基本的なマネジメントアプローチを解説する内容です。リテンションや報酬制度および退職制度・福利厚生などをどのように計画しつつ、実務対応するかなど、興味深い内容が具体的に買収案件に対応した会社の対応方法なども含めて記載されています。良い本です。2020/01/07

人工知能

3
日本企業は統計的には良くも悪くも買収先の経営に積極的に関与することが少なく、結果としてリテンションは高いもののシナジーが発揮し切れないことが多い。経営統合まで目指すべきだろうという宣言はあるもののHowがなかったので消化不良。等級とか保険とかに寄りすぎていて、もう少し上段の階層での議論がほしかった。2019/11/02

yyhhyy

2
M&Aの後に起きる組織運営の課題についてまとめられた本。様々なスタイルが存在し、幾つか具体的なインタビューもある。2020/02/29

Go Extreme

1
日本企業のPMIの実態と課題: 組織・人事・ガバナンスのPMIの重要性と成功のポイント 日本企業のPMIへの意識醸成を妨げる要因 日本企業のM&AにおけるPMIの実態 PMIの全体像: M&AプロセスにおけるPMI ディール・ストラクチャーに依存するPMI M&Aの「目的」に応じたPMIのあり PMIを考えるフレームワーク~九つの構成要素 プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)の役割 ハード面のPMI ソフト面のPMI 国内企業の成功事例紹介 日本企業がM&AとPMIを成功させるためには何が必要か2019/02/28

mash

0
仕事で使うために流し読み。もしかしたらじっくり今度読むかも2017/03/27

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