内容説明
テレビの生放送に出演したインドの予言語ガルーダは、様々な予言をしたあげく、観客の良一が１３日の金曜日に死ぬことを明言した。ガルーダの他の予言は次々に的中。良一は運命と闘うヒーローに祭り上げられ、マスコミに追いまわされるが…。予言者の一言に翻弄される青年の恐怖を描いた『大予言』他、何気なく見過ごしがちな日常の出来事に潜む違和感、不信感、狂気を鋭く描いた傑作短編集、計７作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としＰ
23
「世にも奇妙な物語」(フジテレビ)は毎回必ず見ているって人は多いと思うし、ファンだという人も多いと思う。ただ、本書に収録されている作品は、いずれも90ないしは91年にテレビ放送されたもの。たぶん、現在の40歳以上の人でないと見た記憶がないんじゃないだろうか？YOUTUBE でも当時の放送が一部観れるが、やはり現代のテレビ(ドラマ)のクオリティに慣れている我々現代人からすると、その古めかしさに耐えられない部分が少なからず…。その場合はやはり原作にあたってみるのもよろしいかと。表紙も独特で気に入っている。2016/12/07
SPICE
1
テレビドラマの多編ノベライズ。この本に収録されている話は、『世にも奇妙〜』好き、または不思議系好きの方には物足りない気がしました。どの話しも万人向けの味付け感が…テレビからのノベライズだから仕方ないか。もっとパンチの効いたストーリーが欲しかったです。2014/04/20
いもこ
0
小説。「歩く死体」「大予言」「ぬまおくり」「噂のマキオ」「遅すぎた恋人」「お墓参り」とあとは放送はしていない「片道電話」収録。どの話も奇妙で面白かったですが「片道電話」の奇妙で理不尽な感じがよかった。アリサに好意を抱いていく過程はちょっとどうかと思いましたが・・・。2010/01/10
光雲
0
どの話も何か知っているなぁーという印象。こういうのはサクッと読めることがいいので、あんまり出来について期待するのではないのかも。大予言、助かったら助かったで怖いな‥2021/06/26
