内容説明
放射線の各分野の動向を見逃すと画像診断は未だ20余年続く長足の発展途上にあり、治療の分野にも変革のうねりが確実に及んできている。10年前には一部の施設のみで実施されていた乳房温存手術後の放射線治療や前立腺癌原体照射も根治放射線治療の大きな部分を占める様になっており、頭頸部癌の治療を中心にセカンドオピニオンの普及も確実に根付いてきている。今回の改訂にあたっては、それらの技術や医療情勢の変化に対応させている。
目次
1 画像診断(画像診断総論;胸部の診断 ほか)
2 核医学(核医学の基礎;99mTc(テクネシウム99m) ほか)
3 放射線治療(放射線の種類と線源;深部線量率、線量分割法 ほか)
4 障害と管理(放射線障害;被曝防護 ほか)