内容説明
各国の文書・資料を総合的に活用し、参戦した諸国の相互関係、戦略的企図や利害の相違を客観的に描き出し、米英ソ三国同盟内の矛盾・対立を明らかにする。ソ連に対日参戦を促すための米英の外交工作と、対抗措置として、欧州において米英に対独「第二戦線」を早急に開くように促すソ連の要請は、直接に結びついていた。
目次
第1章 極東における戦火の予兆
第2章 武装中立
第3章 北進か、南進か―日本のジレンマ
第4章 日米開戦とソ連外交
第5章 真珠湾からテヘランへ
第6章 三巨頭会談
第7章 Xデー前後