内容説明
一八一八年のクリスマスイブ。ザルツブルク近郊のオーベルンドルフ村で「きよしこの夜」が初めて披露されたとき、伴奏はギターだった。聖ニコラウス教会のオルガンが壊れていたからだ。このクリスマス聖歌が初めて演奏された時は、この曲が世界的に有名になり、一五〇もの国の言葉に翻訳されるとは誰も思いもしなかった…。世界一有名な歌の、知られざる物語。
目次
「きよしこの夜」が生まれた村―オーベルンドルフの現在のクリスマス
「きよしこの夜」が生まれる少し前の時代―ザルツブルクを襲った政治変革
「きよしこの夜」が生まれた村オーベルンドルフ―ザルツァッハ川の船乗りの村
「きよしこの夜」が生まれた歴史的背景―戦争の時代 困窮の時代
「きよしこの夜」が生まれた教会―聖ニコラ教会の歴史
「きよしこの夜」の作詞者ヨーゼフ・モーアの生涯
「きよしこの夜」の作曲者フランツ・クサーファー・グルーバーの生涯
「きよしこの夜」はこうして世界中へ広まった
「きよしこの夜」楽譜研究―いろいろなヴァージョン
「きよしこの夜」をめぐる作品論―音楽と歌詞への批判〔ほか〕
著者等紹介
トゥースヴァルトナー,ヴェルナー[トゥースヴァルトナー,ヴェルナー][Thuswaldner,Werner]
1942年、オーストリア・ケルンテン生まれ。技術者になる教育を受けた後、ザルツブルク大学でドイツ語学文学及び歴史学を学ぶ。『ザルツブルクニュース』文化部長。劇作家、放送作家
大塚仁子[オオツカヒロコ]
東京生まれ。獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。ドイツ・ヴュルツブルク大学留学(音楽学専攻)、帰国後フリーの翻訳、通訳家に。得意分野はドイツ、スイスのサーカス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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