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内容説明
モランディに版画を直接学び、後にハーバード大学美術学部上級講師となった著者による、わが国初の本格的な「モランディ研究書」の翻訳。モランディの作品のいくつかに関して、制作された当時の社会情勢とモランディの反応がどのように作品に反映されているかについて、著者ならではの鋭い分析が披瀝され、また美術評論家たちの発言についてもそのバックグラウンドまでが紹介されている。
目次
第1章 アトリエの中の世界:『アルテ・ポーヴェラ』
第2章 ボローニャ:よどんだ沼地と伝統の重み
第3章 『未来派』のモランディ
第4章 『ピットゥーラ・メタフィジカ』:ありふれたオブジェの謎
第5章 『ヴァローリ・プラスティチ』の終焉:ローマへの進軍、1922年
第6章 モランディとノヴェチェント:より広い観衆からの認知
第7章 思いがけない友情:セルヴァッジョとストラパエーゼ
第8章 ‘悪い時代がやって来つつある’
第9章 妄想の10年と戦争への道:「戦争だ、戦争―だ、戦争―だぁ」
第10章 一時代の終わり:ファシズムの崩壊、1945年
第11章 神話の形成:晩年
著者等紹介
アブラモヴィッチ,ジャネット[アブラモヴィッチ,ジャネット][Abramowicz,Janet]
ボローニャの美術アカデミアの卒業生。モランディのもとで版画を学び、彼に乞われてそのティーチング・アシスタントになり、この画家及びその家族と生涯続く親交を築いた。アーティストを養成するハーバード大学の美術学部の上級講師を20年間務めた。現役のアーティストでもあった彼女は、グッゲンハイム、フルブライトとロックフェラー財団から奨学金も受けた
杉田侑司[スギタユウジ]
神戸大学卒業、都市銀行を定年退職。阪神淡路大震災のあと、甲南学園震災復興募金室長を務めた。永年美術鑑賞を趣味とし、モランディの関連資料類の収集と研究をライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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