内容説明
本書は、全世界を舞台にしたピアソラの、作曲家、演奏家、楽団リーダー、そして女性なしでは生きられなかったひとりの男としての多面的な生涯を、膨大な関係者への直接取材をベースに追跡した伝記部分と、その音楽についての評論部分とが見事に融合した本格評伝である。
目次
第1部 闘い(私はニューヨーク育ちさ 一九二一‐一九三七;タンゴの世界へ 一九三七‐一九四四;パリへ 一九四四‐一九五五 ほか)
第2部 人として、ミュージシャンとして(人として;ミュージシャンとして)
第3部 名声(全ての道はローマに通じる 一九七四‐一九七五;エレクトリック・ピアソラ 一九七六‐一九七七;大西洋を越えて 一九七七‐一九八一 ほか)
著者等紹介
アッシ,マリア・スサーナ[アッシ,マリアスサーナ][Azzi,Mar´ia Susana]
アストル・ピアソラ財団とブエノスアイレスの国立タンゴ・アカデミーの理事。ブエノスアイレス在住
コリアー,サイモン[コリアー,サイモン][Collier,Simon]
米国バンダービルト大学の歴史学の教授。ラテン・アメリカについての七冊の著書(共著を含む)がある。テネシー州ナッシュビル在住
松浦直樹[マツウラナオキ]
1962年愛知県豊橋市生まれ。高校卒業後に単身渡米。ボストンのバークレー音楽大学に入学。同校から奨学金、およびファカルティー・アワードを授与。在学中からプロベーシストとして活動を開始し、ジャズを主軸とした活動の他に、ブルジル音楽、ラテン音楽のスペシャリストとして、多くのミュージシャンとの演奏経験を積む。帰国後はローランド株式会社にて、音楽製作を担当。退社後、有限会社プレストを設立。映像用音源、ゲームミュージック、教材用音源等、音楽コンテンツの製作を行う。現在は株式会社樹研工業取締役として、新規事業の開拓を担当する傍ら、プロベーシストとしても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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