内容説明
本巻は、「図形」篇と「決定性と偶然性」篇の諸項目から成り立っています。この後篇の内容は目次からわかるように解析学と確率論に関する部分ですが、このような哲学的な標題にしたのは、第1巻の「数学の歴史」篇「新時代」の項で、関数や微分・積分は未来を予測できるもの、決定論的なものという世界観をもたらしたのに対して、量子力学やカオスの理論からは予測不可能な観点を生じさせたことを述べているのと関連があるものと思われます。
目次
図形(平面の幾何;空間の幾何;幾何は「土地測量」を意味する;幾何+代数;多様な幾何学)
決定性と偶然性(無限数列と和;関数;導関数と積分;偶然事象)
著者等紹介
山崎昇[ヤマザキノボル]
元福島大学ロシア語講師
足立久美子[アダチクミコ]
田園調布双葉中学高等学校教諭
清原岑夫[キヨハラミネオ]
金沢大学非常勤講師
瀬川久仁[セガワヒサヒト]
秋田県立能代工業高等学校定時制課程教諭
土居康男[ドイヤスオ]
高知商業高等学校教諭
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。