出版社内容情報
畏敬し合ってきたクマとヒト
その関係がいつしか壊れ、ヒトを恐れなくなったクマ、クマを蔑ろにするヒト
対抗・対立を解きほぐし、ともに生きる道をさぐる7編
【目次】
なめとこ山の熊(宮沢賢治)
密猟者(寒川光太郎)
サカモイナクと熊物語(寒川光太郎)
羆風(戸川幸夫)
羆の村(戸川幸夫)
朝次郎(吉村 昭)
幸太郎(吉村 昭)
【解説】 畏敬と対抗のクマと人間 新船海三郎
内容説明
畏敬し合ってきたクマとヒト。その関係がいつしか壊れ、ヒトを恐れなくなったクマ、クマを蔑ろにするヒト。対抗・対立を解きほぐし、ともに生きる道をさぐる7編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きゃる
7
宮沢賢治、寒川光太郎、戸川幸夫、吉村昭の熊小説集。宮沢賢治はどこか童話っぽく悲しい。寒川氏の「密猟者」は熊より人間が恐ろしい。戸川氏の「熊風」「熊の村」吉村氏の「朝次郎」「幸太郎」も短いがとても読み応えがあった2026/05/25
うさ
3
人間が熊とかかわる話7編の小説集やけど、これは今全国民が読まなあかんやろ~これ読んでから「熊嵐」「シャトゥーン」と続いたら完璧やな~2026/05/04
和泉花
1
熊と共生するために…2026/04/16
アヴィ
1
ここ数年の熊被害、特に2025年の人的被害を踏まえて編まれた熊に特化したアンソロジー。宮沢賢治のなめとこ山の熊から始まるが、どの作品も熊の凶暴性というよりも、自然に翻弄される中で生きる哀しい性を描き出し、なんともせつなくなる。そんな熊を必中の猟銃で狙うマタギという職業。本書に登場するマタギもまた妙に人間味のある男達が揃う。警察官や自衛官に駆除をというのが、そんな単純な話ではないのがよく分かる。2026/02/11
阿鼻ゲイル
0
熊と猟師の戦うお話は大好物なので、まさに自分好みのアンソロジーなのですが、誤植があまりに多くて興醒め。一度も読まずに出版したんだろうか?と思うレベル。熊被害の恐怖冷めやらぬうちに出版しようと急いで仕上げたのだろうか? それはさておき。特に好きだったのは、初めて読んだ寒川光太郎。芥川賞作品の『密猟者』は命をとした場面での緊張感ある描写がものすごかった。誤植のない文章でまた読みたい。2026/05/27
-
- 電子書籍
- 20代のうちに知っておきたい 答えなき…
-
- 電子書籍
- 幽霊温泉 文春文庫




