内容説明
戦後80年を経て日本は戦争の道に向かうのか、平和の道を探るのか?日本人の“常識”と“現実”から平和憲法を活かす大切さをノンフィクション作家、軍事評論家、ジャーナリスト、元防衛大臣が語る。
目次
“常識”の復権を―昭和100年、私たちは何を語り継ぐべきか(保阪正康)
九条の会で再び憲法について議論する(小泉悠)
広がる「9条の碑」建設と平和への願い(伊藤千尋)
防衛大臣として考えた9条と日本の平和(北澤俊美)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家。1939年札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。編集者を経て、1972年に『死なう団事件』でデビュー。以来、旧軍幹部ら約4000人に取材を重ね、昭和の戦争について精力的な執筆を続ける。2004年に菊池寛賞を受賞
小泉悠[コイズミユウ]
東京大学先端科学技術研究センター准教授。1982年、千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。民間企業勤務、外務省専門分析員、未来工学研究所特別研究員などを経て、現職。専門はロシアの軍事・安全保障。著書に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、サントリー学芸賞)など
伊藤千尋[イトウチヒロ]
ジャーナリスト。1949年山口県生まれ。朝日新聞記者として国際報道に携わる。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任。84か国を現地取材した。退職後、フリーのジャーナリストとして取材、執筆、講演活動に邁進。「九条の会」世話人、「コスタリカ平和の会」共同代表
北澤俊美[キタザワトシミ]
1938年、長野市生まれ。早稲田大学卒業後、サラリーマンを経て長野県議となる。92年、参議院議員選挙に出馬、当選。以後、当選4回。民主党参院国対委員長、幹事長。鳩山内閣で防衛大臣に任命され、菅内閣でも続投。東日本大震災にあたっては10万人規模の自衛隊動員に当たり指揮を執った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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