内容説明
全国で建立される「憲法9条の碑」を歩く好評続編。混迷の時代に理想を掲げる日本国憲法の平和主義を、草の根で実践する人生のドラマがある。
目次
序章 憎しみの連鎖を断つ憲法9条を世界に(軍隊廃止は幣原首相のアイデア;軍事費を教育費に変えたコスタリカ;混迷の時代に理想を掲げる)
第1章 東日本(東京;関東;東北・北海道)
第2章 中部地方(東海;山梨、石川県;長野県)
第3章 西日本(近畿;中国・四国;九州)
終章 ノーベル平和賞の長崎から世界へ(被爆の丘に9条の碑を;全国になお続々と建立へ)
著者等紹介
伊藤千尋[イトウチヒロ]
ジャーナリスト。1949年、山口県生まれ。朝日新聞記者として国際報道に携わる。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任。84か国を現地取材した。退職後、フリーのジャーナリストとして取材、執筆、講演活動に邁進。「九条の会」世話人、「コスタリカ平和の会」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takao
2
2025年4月28日発行(初版第1刷)。日本国憲法第九条の碑がカナリア諸島にある、という話を著者の講演で聴いたのは十年以上前のこと。前著『非戦の誓い』で、日本にも九条の碑があることを知る(1985年、那覇市が初)。前著の段階では23だった九条の碑が既に50を超す。本書は、燎原の火のように広がる全国各地の市民の想いと取り組みを伝える。故郷・東御市の両隣、上田市・小諸市の碑も本書で紹介されていて嬉しい(東御市にはまだない)。神奈川県内は秦野市のみ。近日中に藤沢にできる。神奈川区でも横浜初の建立に向け始動した。2025/04/20
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