講談社選書メチエ<br> 株とは何か―市場・投資・企業を読み解く

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講談社選書メチエ
株とは何か―市場・投資・企業を読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062585057
  • NDC分類 338.155
  • Cコード C0334

出版社内容情報

株式の相矛盾した二つの本質から思考する!現代市場社会の重要なファクターである「株」は、企業統治=ガバナンスと資金調達・投資=ファイナンスという二つの原理を担っている。企業と経済を明快に掴む!

内容説明

高度発達したファイナンス技術は、活発な企業活動を促すとともに、リーマン・ショックのような資本市場の暴走にも帰着する。また、破綻した企業の再生やベンチャー育成、社会にとってよりよい企業を育てるSRI(社会的責任投資)を実現させられるのも株の力によるものである。ファイナンス(企業の資金調達や投資)とガバナンス(企業をいかに統治するか)―株式の持つ相克する本質を掴み、市場社会の諸問題を基底から思考する。

目次

第1章 株とは何か
第2章 株式会社と資本市場の歴史的発展
第3章 現代ポートフォリオ理論の展開―デリバティブへの道
第4章 株式投資のメカニズム
第5章 資本市場は暴走する
第6章 社会のためのファイナンス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バカボンのパパ

20
タイトルにあるように、この本は客観的に見て、「非常に面白い」、「面白い」、「普通」」のなかでは「面白い」に分類されると思います。序文で「つかみ」はOKでした。さあ、本文に入って、抽象的になりました。主観的には「普通」の評価ですね。2017/06/06

壱萬弐仟縁

7
ハイリスク、ハイリターン(16頁~)。高学歴ノーリターンという本もあったのを思い出した。臆病者であるが、罠にはまってしまったのである。株というのも魔物であろう。バーリとミーンズは、ヴェブレンのように、経済においては資本市場や企業、法律・会計などの制度こそが重要であるという制度派で評者も同感(52頁)。J.K.ガルブレイスのテクノストラクチャー論(54頁~)。トップマネジメントやミドルも含む広範なマネジメント。市場の番人である公認会計士(74頁)。株主や投資家、東京在住の富裕層がアベノミクスの恩恵を受ける。2013/04/26

富士さん

4
再読。株を本格的に始めたときに読んだものですが、この手のものでは最良です。指数の読み方だけをなぞっただけの薄っぺらいハウツー本を読むよりも、せっかく世界経済への接点でもある株に触れるなら、このくらいの内容を勉強してもよいように思います。本書は株の意義から指数の根拠、株の歴史的な進展まで網羅されており、より深い点が理解できるとともに、古典派の経済学と制度派やヒューリスティックな経済学の対照的な経済事象への理解は、株に関連した話題でありながら、経済学の根本を考える上で重要な実例を提供しているように思うのです。2018/09/28

多分、器用です

2
投資用語の勉強になるし、理解しやすくなり良書2014/06/28

numainu

1
評価C2018/09/23

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