内容説明
“殺さない、殺させない”「戦争の時代」をたたかう他者優先、相互、共生、和解の思想。
目次
第一章 東アジアから見た日本の課題(東アジアにおける平和構築への道;韓国から学ぶ日本近代のすがた;崔済愚の東学思想と現代)
第二章 日本における平和構築と仏教(靖国問題と仏教徒の平和構築運動―仏教徒の主体化を中心に;宗教と行動決断の構造―親鸞浄土教を中心に;仏教における尊厳概念;親鸞聖人における聖徳太子像と現生正定聚論;浄土教と平和構築)
第三章 東アジアにおける平和と宗教的実践(韓国の群山・東国寺から非暴力平和の近代を考える;映画『鬼郷』と平和構築における霊性のはたらき;欧米的近代を超える平和的近代への道―親鸞の『顕浄土真実教行証文類』「化身土文類」を中心に水俣病運動における平和共生思想とその実践;「アジア宗教平和学会」の設立に―「エキュメニアン」書面インタビュー)
著者等紹介
北島義信[キタジマギシン]
1944年三重県四日市市の浄土真宗本願寺派円勝寺に生まれる。大阪外国語大学インド語学科卒業。その後、大阪市立大学文学部哲学科に学士入学、同大学院哲学専攻修士課程修了。四日市大学名誉教授、真宗高田派正泉寺前住職、正泉寺国際宗教文化研究所所長、三重県宗教者平和協議会会長、アジア宗教平和学会会長。アフリカ文学/宗教社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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