内容説明
第二次世界大戦前夜、革命の輸出と膨張への野望に溢れていた社会主義大国ソビエト連邦は、隣国である北欧の小国フィンランドに侵攻を開始した。圧倒的兵力を前に、瞬く間に国土を蹂躙されるかにみえたフィンランド。だがその時、祖国の危機を救う一人の英雄が現れた。本書は、1939~45年のフィン・ソ戦争において奇跡ともいえる奮戦を果たし、ついに独立を守り抜いたフィンランド軍を、あらゆる視点からとらえた入門書である。冬戦争、継続戦争、ラップランド戦争の詳細な経過をはじめ、陸海軍の主要装備、編制や軍装についても網羅している。さらに独立から大戦後の発展についても章を割いて解説。フィンランド軍のすべてを概観できる、理想的な一冊となっている。
目次
序章 第二次世界大戦までのフィンランド軍の歩み
第1章 フィンランド軍の戦歴(冬戦争;継続戦争;ラップランド戦争)
第2章 フィンランド軍の兵器と装備(陸上兵器・小火器;艦船・小型艦艇;航空機)
第3章 フィンランド軍の編制・軍装(フィンランド軍の創設と発展、編制;フィンランド軍の軍装;フィンランド救国の英雄 カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム伝)
第4章 第二次世界大戦後のフィンランド軍
著者等紹介
齋木伸生[サイキノブオ]
1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、経済学士、早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了、法学修士、博士課程、課程修了。小学校時代から戦車などの模型にはまる。長じて戦史や安全保障の問題にも興味を持ち、大学院では国際関係論を研究。研究上はソ連・フィンランド関係とフィンランドの安全保障政策が専門。軍事・兵器に関しては陸海空に精通。とくにソ連の兵器と世界の戦車のエキスパート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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