内容説明
流浪の傭兵ユグ・ノルは、アトランティス人が五千年前に残したとされる秘宝を求めて、旅の途上で出会った不思議な幼女エルナ、少年アドルと共に、バビロニア地方の聖なる山、アモン山にさまよい込んでいた。山中で神秘的な短剣を発見した彼らは、謎の銀狼の不可思議な行動に翻弄されながらも、聖山の神秘の核心に迫っていく。一方、最愛の恋人エルドを失い、悲嘆にくれる修行者アルカンは、襲い来る魔物たちと対峙していた。巨大な霊力を発揮する彼は、聖なる霊人によりバビロニア平原にはびこる巨悪の実態を告げられ、壮大な使命を開示される。SF界を震撼させた超巨編『アトランティス』の著者渾身の「カナン・ロード」シリーズ第2弾、堂々登場。