内容説明
恩師・谷崎精二や先輩・小沼丹を語り、学徒出陣に逝った学友を想う。母校にして職場の早稲田大学をこよやく愛する学究は、英文学本流でもひときわ地味なアーノルド・ベネットを愛読し、つねに“人生の文学”を唱えてやまない。多くの俊英を育てた名教授が語る、懐かしき人と文学。
目次
ベネットの故郷
古い写真から
二つの故郷の間
むろらん三話
いたらない追悼文
アジアは動く
亡き友の便り
ヘっぽこ見習士官の記
折り目のある卒業証書
回想のアメリカ文学〔ほか〕
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- 和書
- 原価管理七つ道具