出版社内容情報
企業などの業務システムの基本設計などを担当する上流SEになることは「SE35歳定年説」を突破できる有力な手段。本書は、上流工程の流れをわかりやすく解説するとともに、著者が体験から得た基本&実践的知識を満載。上流を目指すSE、プログラマ必読の書。
内容説明
要件定義、基本設計、現状分析からなる上流工程の3局面、とくに重要な「基本設計」については実用的なモデリングパターンや避けるべきアンチパターンまでを豊富な用例とともにじっくり解説。
目次
第1章 上流工程の困難(ボトルネックは「分析・設計・検収」;システム開発のフェーズ分け ほか)
第2章 上流工程の進め方(要件定義と「トリアージ」;拡散型思考過程としての基本設計 ほか)
第3章 基本設計入門(基本設計の進め方;概略設計で大枠をとらえる ほか)
第4章 モデリングパターンと用例(業務フローのパターン;データモデルのパターン ほか)
著者等紹介
渡辺幸三[ワタナベコウゾウ]
新潟県出身。北海道大学理学部卒。(株)エス・イー・ラボで、さまざまな業務支援システムの設計・開発に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
4
要件定義を要件ツリーで階層化して作るというところは参考になった。その際第1階層を「経営者にとっての要件」にするのがコツとのこと。確かにボトムアップの寄せ集め要件で作り上げたシステムは中途半端になるという指摘は痛いほどよく分かる。トリアージはこういう時にも使えるということも知らなかった。システム発注前にユーザーとしてこの辺の知識を持っておくべきだった。2015/06/05
あだちん
1
上流工程の本。やはり奥が深い。2018/05/26
km
0
熊谷さん本。むずくね?笑2016/12/17
だいち
0
第4章に書かれていた内容が、正にこの本に求めていたものだった(付録の演習?も良かったです)。プログラミングの本に比べ、この手の本は少ないのでとても貴重。 2016/10/30
かと
0
データモデリングの参考書を読んだ後に、もうちょっと全体的な理解が 欲しいと思い買いました。概念設計→業務設計・機能設計・データ設計と設計を進めることがわかった。ほぼ初学者にもわかるレベルの本。名著だと思います。2015/10/25