内容説明
ヒコーキ好きだった少年が、バイクに出遇ってしまった。’60年代、世界を席巻した日本メーカーの精緻なGPマシンに衝撃を覚え、グランプリライダーを目指そうと決意。問題は怖がり屋さんだったこと…。世界GP転戦までの青春真っ只中物語。
目次
第1章 004(何でバイクに乗り出したのか;世の中にスネてた頃 ほか)
第2章 029(カワサキのショップを紹介されて;バイクどっぷりの生活がはじまった ほか)
第3章 060(大事に走ろう、そこに目覚める;やっぱりバイクは止めよう ほか)
第4章 092(世界GPへの夢が走り出す;とにかく世界GPを走りたい ほか)
第5章 126(フランコルシャンを歩いて覚える;水泡に帰した下見 ほか)
著者等紹介
根本健[ネモトケン]
1948年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部中退。16歳でバイクに乗り始め、’73年750cc全日本チャンピオン、’75年から’78年まで世界GPに参戦。帰国後、ライダースクラブ誌の編集長を17年にわたり務める。現在はバイク雑誌など10誌以上を統括するプロデューサーのかたわら、いまだ現役でイベントレースを楽しんでいる
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感想・レビュー
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シャル
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ヒコーキ好きの少年がバイクに目覚め、やがてWGPへと挑戦するまでの半生記。古き時代の国内のバイクレース事情や、バイクの輸送などWGPに参戦するための様々な準備、そしてコンチネンタルサーカスでの生活など、当時のグランプリの裏側について、一人の青年が見たありのままの姿が描かれている。2009/04/20
washa46
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全日本選手権に出場しながら選手の待遇を改善する為に、他の選手と共に立ち上がり多くの人達の賛同を得てレース界を改革に導き、遂には全日本チャンピオンにまで登り詰め更に高みを目指す… 前例が無いと動かない世の中を粘り強く働きかけて変えていく… 目的に向かって前進する行動力の強さに心打たれました… 2020/07/18