和泉選書<br> 夏目漱石論―「運命」の展開

和泉選書
夏目漱石論―「運命」の展開

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  • サイズ B6判/ページ数 148p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784870887152
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

漱石が「生涯は只運命を頼むより致し方なく前途は惨怛たるものに候」(野上豊一郎宛書簡)と述べているとおり、その小説は「運命」が大きな流れになっていて、重要な位置をしめているという考えから、各作品において、「運命」がどのように展開しているかを具体的に論考する。

目次

第1章 『心』―消えてしまうべき運命
第2章 『吾輩は猫である』―せせこましい人間の運命
第3章 『草枕』―引かれて行かねばならぬ運命
第4章 『野分』―縫い合わせの運命
第5章 『虞美人草』―神の考える運命
第6章 『坑夫』―不思議な運命
第7章 『三四郎』―翻弄される運命
第8章 『それから』―新しい運命
第9章 『門』―残酷な運命
第10章 『彼岸過迄』―翻弄の運命
第11章 『行人』―不安の運命
第12章 『道草』―残酷で片付かない運命
第13章 『明暗』―想い致らない運命

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