和泉選書<br> 和歌の浦―歴史と文学

和泉選書
和歌の浦―歴史と文学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 265,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784870885622
  • NDC分類 910.29
  • Cコード C1324

内容説明

万葉の歌人山部赤人の「若の浦に潮満ちくれば」の詠作以来、名勝和歌の浦は有数の歌枕として多くの文人・墨客が訪れ、数々の作品にその名をとどめてきた。いま開発の名のもとに、破壊の波にさらされているこの貴重な文化遺産を残し活かすべく、11名の執筆者が、歴史と文学の両面から熱い思いを込めて語りかける。

目次

総論 和歌の浦―歴史と文学
歴史篇(和歌の浦と古代紀伊―木簡を手がかりとして;和歌浦をめぐる行幸とその景観美;中世の参詣記にみる和歌浦;紀州徳川家と和歌の浦;近代の和歌浦)
文学篇(赤人の若の浦讃歌;平安文学の和歌の浦;中世文学の和歌浦―歌枕の世界;近世和歌浦名所の文学とことば;和歌の浦と近代文学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

1
 和歌山市にある景勝地・和歌の浦について、10人の研究者が論文を寄せたものである。  前半が歴史編。古代から現代まで、いくつかの話題が挙げられており、行幸の実態、中世の紀行文での取り上げられ方、紀州徳川家との関係、明治以降の観光開発と、さまざまである。  後半は文学編。万葉集での言及、歌枕としての存在感、夏目漱石や有吉佐和子の描いた和歌の浦など。  ひととおりの視点が揃っており、和歌の浦について総合的に理解することができた。 詳細な参考文献と年表が付いているのが嬉しい。2021/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1443093
  • ご注意事項

最近チェックした商品